醜いなぁ、ニポン人。 幼稚すぎて、めまいがする。 選挙のたびにそう思いませんか? 何度も書いてきたが、また同じことを繰り返し書く。 イライラしてると言葉が乱れるが、しょせん読み捨てられるだけの無料ブログ、こんなもんでよかろう。
大の大人が、「○○党 惨敗」 だの 「△△党 圧勝」 だの 「××党 躍進」と大騒ぎ。 当選したら、大の大人が恥ずかしげもなく、感極まってバンザイするのな。 就職できたのがうれしいのは分かるが、内定取れた大学生ですら、人前で大声でバンザイするようなはしたない真似はしない程度の良識を持っているよね。
ニポン人、バカ丸出し。
この手のバカ丸出しは、大手町にある御用新聞も、そうでない新聞・メディアも同じである。 あのな、ワシは○○党や××党が勝とうが負けようが、そんなことはどーでもいいの。(注 1)
(注 1) 政治家がろくな人間ではないことくらいみんな知っているから。 だって政治家って、私・あなたのような、ろくでなしの国民から選ばれるんだもん。 でもさ、あんたら政治家がどこの党員でも、誰であっても、そんなことどーでもいいのよ。 どこの誰でもかまわんから、日本人みんなが幸せになるような (それが無理なら、すごく不幸せな日本人を生まないような) 政治活動をしてください。 政治家は、全国民 (全都民) の代表なのよ。
「○○党 大勝利」 といったバカ見出しを目にするたびに、私は小学校や中学校の運動会で 「紅組がんばれ!」 「白組 勝利!」 と虚しい掛け声を強制されたことを思い出す。 応援合戦なんてものをガキにやらせて、悦に入る先生たちと教育委員会のおっさんたち、という気色悪い構図なのだが、子供って基本 「小国民」 だから、本気で紅組だの自分のクラスだの応援しちゃうのね。 僕はといえば、もうその頃から応援団の連中とけんかして、いじめられてたっけ。
高校でも体育祭なんてのがあるし、大学にも運動部の大学リーグや研究室対抗ソフトボール大会 (笑) なんてものがある。
しかし、子供だってさすがに大学生くらいになると、「いや、勝ち負けにこだわるのってバカっぽいっしょ。 っていうか、カッコ悪いし」 といったオトナの分別がつくようになる。 高校生くらいになれば、「どこかの教師がテキトーに決めたクラス分けで、1組にいるか、2組にいるか、3組にいるか分かれてるだけでしょ? 『2組がんばれ!』 だの 『3組の名誉にかけて・・・』 だの言ってるやつら、バカ丸出し。 オトナに踊らされてどうすんのよ?」 くらいの冷静なことを、学校裏の空き地でタバコを吸いながら言えるようになるものだ。
ところが、大人・社会人になると、また小学生並み・サル並みの知性に逆戻りするのな(大笑)。 選挙のたびに本気で 「アカ勝て! シロ勝て!」 ってわめいてるおっさん・おばさん。 それを煽り立ててメシを食うメディアの人々。 選挙に出馬する候補者の出陣式ってやつがあるのだが、まともな神経の人がその光景を見たらきっと爆笑するぞ。 厚生族なんて呼ばれる議員の出陣式には、製薬会社の社員が駆り出されて、ハチマキ巻かれて、大声で 「エイ、エイ、オーっ!」 っていう恥ずかしいポーズさせられるのな。 大のオトナが羞恥プレイ。 そういえば、ICBM つくって、壮大に国家ぐるみで運動会の応援ごっこを国民に続けさせてるあんちゃんもいるな。 みーんな、サル並み。
サル並みといえば、「アメリカをグレートにする!」 と意味不明にさけぶ赤毛サルもいる。 「ニッポンを取り戻す!」 とこれまた意味不明なスローガンを叫んでいたサルは、秋葉原でサル仲間に向かって 「こんなサルたちに私は負けるわけにはいかないっ!」 と叫んだらしいね。 運動会でムキになるこういう小学生、いますよね。
「このハゲ−っ!」 の議員なんかサルよりもサル的。 サル並み知性のサル的な仲間は増える一方である。 不謹慎かもしれんが、オラもなんだかとても愉快な気分になってきたぞ! ムッキー!
ビバ! サル的仲間!! ... ところでビバってどういう意味だ?
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江川紹子さんの記事に、こんなことが書かれていた。
... それで思い出すのは、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が、カリフォルニア州知事に立候補し、選挙運動中に、演説会場で反対派から生卵をぶつけられた一件。 彼は、そうした行為も 「表現の自由」 の一環だと述べ、「ついでにベーコンもくれよ」 と笑い飛ばした。
シュワルツェネッガーってホント、かっこいいサルじゃのぉ。 いや、どっちかというとあいつはゴリラか。 秋葉原でひきつった顔で逆切れしてたニポンザルとは格が違うのね。
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この頃、やたらと 「AIを使って新薬の安全性を評価」 だの 「新薬の開発にAIを活用し・・」 だのというメディアの記事が増えていて、また大笑い。 突っ込みどころが多すぎて何を笑っていいのかも分からない。 いや、まともに統計科学・情報科学を理解した研究者 (ドライも、ウェットも) が、まともに方法論を適用して、まともに行った研究はこれまでも、そしてこれからも無数にあるわけである。 それらは当たり前の科学の営みであり、私ごときがコメントする資格もないことは承知している。 がんばって勉強します。
笑えるのは、「とにかく流行・buzz word だけはおさえておこう」 という感じの業界の方々、そして 「予算をばらまくネタ探しに困ってるんだよね。 AIって大義名分としてはもってこいだ」 「自分たちの権限・権力を確保するためには早めに手をつけておかないと」 などという感じで検討会や委員会を急に始めたお上系の方々。 ほれ、「れぎゅらとりーさいえんす」 という名前をどこかに入れておけば、すごいことをやっているように見えるはずだ、というここ十年くらいの浅薄な流行と同じ。
きちんとした (医療系の) 情報科学・統計科学で昔からメシを食ってきた本物の先生たちは、急に金回りが良くなるとそりゃ嬉しいに決まっているが、心の中では 「けっ、これまでの態度とは変わって、急にチヤホヤしやがって。 おまえら30年遅いんだよ ・・・」 と毒づいていると思うよ。 絶対に口に出しては言わないけど(笑)。
浮かれポンチの方々はともかくとして、皆さんがいわゆるAIとヒトの接点をきちんと理解したいなら、まずはこのあたりの本から読むことをお勧めします。 中学生・高校生向けの本だから、私たち医薬品世界の住人でも読めますよ。
働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
- 作者:川添愛
- 発売日: 2017/06/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)