小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

下ネタで新年を始めない

都心のイタトマでのんびりカフェラテを楽しんでいた休日の午後。 お気に入りの野矢先生の哲学の本を読みながら、目の前に開いたノートパソコンに目をやって、「オレって、なんつーか、エグゼグティブっぽい感じ? フフフ」 と呟くサル的なヒト。

と、その時である。 目の前にテーブルのファミリーの女の子 (推定年齢3歳) が、隣に座っているママに叫んだ。

「ママ、うんち出そう!」

店内の空気が一瞬凍り付き、そして、徐々に和らぐ。 フフフ。 ちっちゃい子はかわいいのぉ。 もしオレが同じことを店内で叫んだら店をたたき出されるんだろうなぁ、などと妄想してたら ・・・ あ、思い出した。 同じようなことを言ってたわ、自分 (笑)。

数日前、帰省した愛媛から東京への帰路。 ほんの短い接続時間しかない乗換の岡山駅で、

「ううっ、おしっこが漏れそうだ! オレはトイレに駆け込むから、その間に駅売店で岡山名物 『祭り寿司弁当』 を買っといてくれ。 弁当の種類、間違えるなよ。 頼んだぞ!」

とエラソーに家人に命じたサル的なヒト。 元々チビリアンコントロールに若干難を抱えているせいもある。 そしたら、

「あのねぇ ・・・ あんた子供じゃないんだから、ちゃんと考えて電車の中でトイレすませておきなさいよ、もう」

と呆れ果てられてしまった。 ・・・ うう、面目ない。

ホントは 「だ、だって、四国を走る特急しおかぜ号って、無茶苦茶揺れるんだもん。 車内のトイレでおしっこしたら、すっごい揺れで、 うっ、うわーーーって、まき散らしそうになっちゃう んだもん ・・・」 と言い返したかったのである。 が、そんなことを54歳のジジイが言い返すこと自体が情けないので、言い返せなかったのである。

ちっきしょー、JR四国のやつら。 覚えてやがれ。 ことと次第によってはまき散らしてしまうかもしれんからな (注 1)

(注 1) これを一般的には八つ当たり、あるいは犯罪予告という。

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新年早々のブログからうんちだのおしっこだのと、「今年も役に立つことは何一つ書かんな、こいつ」 と読者に見切られること必至のサル的日記であるが、皆さんはお元気ですか?

 

お正月は四国の田舎に帰省し、老親の顔を久しぶりにじっくり見る。 自分の30年後の姿として心に焼き付ける。 親戚とも再会し、田舎ならではのいろいろなエピソードも聞けて、リフレッシュはしたのである。 が、最近はほれ、インターネッツというヤツがあって世界中どこにいても仕事が追っかけてくる。

学生の博士論文の提出締切が1月8日正午だったため、年末年始ずっと赤ペン先生 (古いな) だったのである。 おかげであの松田聖子が紅白で歌うところを見逃してしまった。 彼女のルックスはさらに人造人間風に進化したのだろうか? 今回もあの妙なタメで昔の曲を歌ったのだろうか? 見た人、教えてください。 結局まともに見られたのは最後の桑田さんだけだった。

365日労働が基本の大学の先生。 自分で選んだ商売なのだから仕方あるまい。 でもさ、幸せな商売だよな、これ。

学生さんが学位取得に一歩ずつ近づいていく姿は、頼もしい。 それを見守る役目は無条件で幸せだ。 卒業が近づくと少し寂しくもあるけど。

Kさん、そして、Kさん。 ゴールはもうすぐ。 がんばってね。