小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

Kiss me の fireflies あたりがうまく歌えない件

Oh, kiss me, beneath the milky twilight

Lead me out on the moonlit floor

Lift your open hand

Strike up the band and make the fireflies dance

Silver moon's sparkling

So kiss me

 

キスして 黄昏の薄明りの下で

月明かりの舞台へ連れてって

広げた手のひらを揚げて

演奏を始めて、蛍を踊らせて

銀色の月は輝いてる

だから、キスして

 

朝の通勤途中、いつものようにおいなりさん (3個200円) を買おうと本郷三丁目交差点のファミマに入ったら、店内に Sixpence None The Richer の懐かしくもキュートな曲が流れていた。 思わず涙がこぼれそうになったサル的なヒト。 いつものことだが、心が相当に弱っておるなぁ、自分。

皆さんむろんお馴染みの1990年代の超メジャー曲 「Kiss Me」。 当時 「恋するティーンエイジの女の子」 に受けて大ヒットしたのだけど、この曲ってとてもベタな古き良きキリスト教アメリカの暮らしや愛の礼賛でもある。 おかあちゃんが娘や息子の頭をチュッとしたり、とか。 ベタなんだけど、歌詞がなんかとてもかわいいのである。 心が弱ったおぢさんはこの曲が好きなのである。 何が悪い?

在宅勤務や登校禁止で心が弱っているそこのあなた。 なんだか悲しくて涙が止まらないあなた。 お外を散歩してみよう。 よーく草むらをのぞいてごらん。 クサギカメムシとか、ベニシジミとか、公園のあちこちに隠れていて、あなたが見つけてくれるのを待ってるぞ。

虫さんだけじゃない。 どこかにあなたのことを思ってくれてる人 (あるいはサル) が必ずいるはずだよ。 世界は愛で満ちている のだから。 あなたにだって、壊れたツリーハウスの下で好きな子とキスしたり、タイヤのブランコで揺られたり、帽子をお花で飾ったり、お父さんの地図を持ち出して見知らぬ土地を探検に出かけた子供の頃の記憶があるでしょうが。 なんか、アメリカのテレビで日曜日の朝に見かける牧師様の説教のようなことを言ってる気がするが、なーに、気にすることはない。

だから、みんな大きな声で元気に歌うよ。

おー きーす みー!  びにーす ざ みるきぃ とぅわいらいと ・・・

 


www.youtube.com

 

この歌聴いてるとそこら辺を歩いている人みんなにチューをしたい気分になるんだけど、そこは、ほら、コロナだから ・・・

 

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というわけで、皆さんはお元気ですか。 メンタルヘルス的には何やら私が一番危ない感じなのだが、そんなこと気にしていたら6月からの講義を始められないのだ。 

寺子屋風医薬品リベラルアーツの無料講義、思ったより多くの人から応募がありました。 どうもです。 今、講義日程を調整中です。 土曜日の午前中でやります。 人数が多いので、クラスを分けるかどうかを思案中 (講義回数が倍になるのはしんどいので、どうしようかと ・・)。 間もなくメールで案内を送りますのでちょっと待っててね。

なおこの講義シリーズ、むろん今回限りで終了ではなく、引き続きずっと受講申し込みを受け付けております。 受講希望者が一定数になった時点で、随時また次回のシリーズを始めます。 興味のある方は、いつでも研究室あてにメールしてくださいね (prstokyo あっと  mol.f.u-tokyo.ac.jp)。

皆さんのお知り合いで、このブログなんぞ読んだことのない人にも、気が向いたら、ご紹介ください。 あ、でも、ユーモアとジョークの分からん、エラソーな威張りん坊のおっさん・おばさんには紹介しちゃだめだよ (笑)。

 

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今回の無料寺子屋開始に当たって、家人は不機嫌なのである。

「土曜日の午前中ってね、あんた、いつもならぐぅぐぅ寝てる時間じゃないのよ。 月曜日から金曜日まで寝起きの悪い低血圧ザルを起こすのに苦労してるのに、この上、土曜日まで起こさないといけないの?」 と怒ってるのである。 す、すまん。 それに関しては返す言葉もありません。

「で、今回も無料でやるのね」 と呆れ顔だが、これについては過去15年間、無料出張講義をやるたびのことなので喧嘩にもならない。

だって、仕方ないのである。 大学にはオトナの事情があるから、私がホントに教えないといけないと思うことは大学では教えられないのである。 また、知識がホントに必要と思われる人たちには、大学からは手が届かないんだもの。 今どき、大学のセンセーが大学でエラソーにふんぞり返っていたって、業界の皆さんは寄ってこないもんね(大学の 「権威」 が必要なとき以外は)。 だから、私の方から皆さんに近寄っていくことにしたのである。 「無料」 はそのための方便である。 謝金をとると、むろんそれ自体が受講のハードルになる。 あとね、謝金って、私のことを嫌いな方々 (お上マンセーの方々、グローバル企業マンセーの方々、逆にお上や製薬企業に不信感をお持ちの方々。 ん? それって世の中のほとんどの人たちじゃないか(笑)) が私にイチャモンをつけるきっかけ (ほれ、COI だの癒着だの) になるからな。 あー面倒くさいこった。

もっとも、謝金を取らなかったら取らなかったで今度は 「謝金を取らないとはけしからん!」 と怒り出す方々が (嫁さんだけでなく、大学あたりから) 出てくるのである。 何をやっても誰かがどこかで怒り出すアホらしい医薬品まわりの世界。 大笑いだよね。

しかしいずれにせよ、寺子屋講義が無事に始まるかどうかが、家人が土曜日の朝、サル的なヒトをきちんと起こしてくれるかどうかにかかっていることだけは確かなのだ。 家人の機嫌を損ねたらそもそも講義が始まらないのである。 つまりは、これから数か月、家人へのコンビニスイーツの上納がしばしば必要になるということである。 うーむ。

「おいしいコンビニスイーツを3つ挙げ、その特徴を述べよ」 が受講生への最初の課題になったら、背景はそういうことである。 わかってください by 因幡晃 (ふるっ)。

 

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こんなにすごいネコ漫画を読まずにいたとは迂闊であった。

 

通称 「呪いネコ」 よんちゃんが窓から脱走しようとするときの表情が絶品。 にゃんこ好きは必読漫画です。 嫁さんの白眼もよいぞ。

 

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というわけで、また次回。

さびしい? そんな人は、ほれ、上の youtube をもう一度クリックして、Kiss me を歌おう。 

'Strike up the band and make the fireflies dance' の 'fireflies' を一音節で歌うのが日本人にはちょっと難しいけど、がんばろうね。