小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

春はそういうもの

暑いような寒いような、ビミョーなお天気が続いてますが、皆さんお元気? 

大学は今年も恒例の研修会(医薬品評価科学レギュラーコース、RC)が明日の月曜日から開講。 これからのほぼ半年間の月曜日の夜、楽しい講義が続きますので、受講者の皆さん楽しんでください。

コロナがらみのご時勢を踏まえ、今年度は会場とオンラインの両方を設営しました。 出社した帰りに、あるいは在宅勤務後に、東大キャンパスで気分転換・息抜きをしたい方は、ぜひ会場 (東大薬学部の講堂です。 広々してますよ) にお越しください。 私を含むベテランスタッフ、そしてアルバイトの東大の学生さん一同がやさしく接待いたします。 ペットボトルのお茶とか出したりします。 ホントは腹にたまるもっとマシなもの(おにぎりとか、アンパンとか、ピザまんとか) 提供したいところなのだが、コロナなので我慢してる。 すみません。

むろん自宅からのオンライン参加もOK。 関西在住などの遠くの方々にも当然のように参加してもらえるようになったことは、ある意味ものすごい変化・進化なのだよなぁ。 コロナ前にはこんなに短期間に変化が起きる・起こせるとは私もまったく思ってなかったよ。

今年度はかなりの数の講師が交代しました。 誤解のないよう申し上げておくと、これらの交代はすべて講師の先生方ご自身のご事情によるものです (講義をブッチしてくださりY浜市長になられた約一名を含む(笑))。 私は「宛職」 的に講師を頼むニポンの慣習が大嫌いなので (肩書と実力が一致しない日本の伝統に辟易してるので)、一度講師をお願いしたら、その講師の肩書やポストが代わっても、基本的にはずっと同じ方にお願いするのである。 それが難しい PMDA の講師陣にもできるだけ継続をお願いしています。

昨年度までお世話になった先生方、本当にありがとうございました。 今年度から新たにお世話になる先生方、なにとぞよろしくお願いいたします。 ビシバシ厳しく受講生を鍛え上げてください。

 

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ついでにもう一つ、この時期ならではのアナウンス。

学位(博士)取得に興味のある社会人の方々は、遠慮なく (というかできるだけ早く) コンタクトしてください。 今年から院試が少し変わって、英語については (会場で当日受験するのではなく) TOEFL iBT 成績の事前提出へと変更となっていますので、ご注意ください。

願書の受付期間は令和 4(2022)年6月15日(水)ー 22日(水)です。詳細は東大薬学系研究科のHPでご確認ください。

受験希望者へのアドバイスは、これまた恒例ですが、次の過去の記事を参考にすること。

あ、そうだ、大学院に行こう! - 小野俊介 サル的日記

そうだ、大学院に行こう 再び - 小野俊介 サル的日記

 

なんとなくの聞きかじりで業界人をズルズルやっていることに不安を感じている人、きちんとした学問をしてみたい人、お待ちしていますよ。 勉強は楽しいよ。

 

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で、近況である。

黙々と (つまらない) 仕事をしてます。 以上。

・・・ である。 が、 それでは味も素っ気もないので、もう少し何か書こう。

大学構内の野山に分け入ってます。 以上。

・・・ ますます何のことやら分からないので、解説するか。 皆さんもご存知かもしれないが 「ハナノナ (花の名)」 という無料アプリをスマホに入れたのである。 千葉工業大学作成。 ほれ、この時期、道端にお花がたくさん咲いているのに、名前が分からないことが多いでしょ? そんなとき、スマホでその花の画像を写すと ・・・ だいたいの名前が分かってしまうのである。 素晴らしい。

知ってる花も知らない花も、無差別にパチリパチリと写真を撮りまくって、名前を確認しておる。 ポケモンをゲットするのと同じ感覚ですね、これ。 無茶苦茶楽しい。

先日、いつものように仕事着にしてるフリースを着てデスクで仕事をしてたら、秘書のおねいさんが 「フギャー! センセ、背中になんか気持ち悪いものがたくさん付いてます!」 と叫ぶので、フリースを脱いでみたら、背中全体に何やら小さな粒粒が。 う、うわー、なんじゃこりゃ? なんでこんな妙なものがついてるんだ? と思ってよく見たら、なんかの雑草のトゲトゲした種でした。 オナモミに似た小さいやつ。 こいつら、野山に無闇に分け入ってくるサル的な生き物の体に付着して、分布域を広げるのですね。 かわいいやつらである。

・・・ などという毎日である。 以上、近況報告でした。

 

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今年の春も寂しくて、なんかイライラして、やりきれなくて、また 「蛍」 を読み直す。

 

文京区にある男子寮。 国土地理院に就職したい同居人の突撃隊。 彼女と黙々と歩く四ツ谷。 空のインスタントコーヒーの瓶に入れられた蛍。 夏休みの寮の屋上の夕闇。

そして、どこにもたどり着くことはない青春の断片に今年も閉じこもっている自分。

 

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というわけで、今回も業務連絡っぽい記事になってしまった。 ごめんなさいね。 春はなんだか元気がでないが、仕方ない。 そういう季節なのだから。 少し我慢すれば夏が来て、秋が来て、冬が来る。

じゃまたね。