方向音痴 (ﾟーﾟ；三 ；ﾟーﾟ)

私は自他共に認める方向音痴である。　金曜日に、品川方面にオフィスがあるＤＳ社さんに行こうとして、大崎駅で降りた。　「ＤＳ社さんは目黒川沿いに行けば良いんだったよな。　今日は少し早く着いたから、ゆっくり歩いても余裕だな　・・」と目黒川に向かったのは良いのだが、何を思ったか、目黒川沿いを五反田方面に向かってしまった。　逆ですね。

猛暑の中、歩けども歩けども、例の工場っぽい建物が見えてこない。　新幹線っぽい雰囲気にもならない。　あろうことか、ふとまわりを見渡すと住居表示が「五反田」になっとる（笑）。　いや、笑ってる場合ぢゃあない。　「・・・こ、これは、やらかしたな　・・・　また　・・・」　ということで、逆方向に全力疾走。　でも遅れました。　ＤＳ社の皆さん、30分講義が遅れて誠に申し訳ありませんでした。　m( __ __ )m

言い訳する気はないが、原因はわかっている。　目黒川と大崎駅の位置関係を逆に覚えていたのですね。　目黒川と山手線って、あのあたりで２回クロスしてややこしいんっすよ。　・・・　いや、その、言い訳なんすけどね。　　

「私も品川のあたりで道を間違えた」という方のコメントを絶賛募集中である。

地方出身者なので、東京人ならば小学生の時に習ったはずの東京の地理を、勉強したことがないという不利もある。　（40年前に勉強した宮崎県の市町村の位置関係なら、ちゃんと覚えてるもん。　役に立たないけど。）　つい数か月前まで、大田区は東京都の右上の方（北区とかそのあたり）にあるものだと思っていたし、代官山は表参道の北にあると思っていた。

何年か前には、東京駅の真ん前で、日本橋と宝町と二重橋の位置関係がわからなくて、途方にくれたっけ。

有楽町駅が東京駅の北か南かも、毎回わからなくなる。　銀座界隈もダメだなぁ。　ソニービルとか、松屋とか、ポイントポイントはわかるんだけど、そこからどちらに行けば新橋方面か、などと考え始めると、頭の中がグルグルし始める。　というか、このブログを書きながら、もう既に目まいがしているほどだ。　マジで。

タクシー乗ると、最近の運転手さんは 「お客さん、どの道で行きますか？」 と聴いてくることが多いのだが、自分の欠点を指摘されているようで、とても不愉快である。　不愉快なんだけど、「はぁ・・・ だいたいで行ってください、大体で・・・」と力なく意味不明の返事をするしかないサル的な人。　かなり情けない。　だいたいってなんだよ、だいたいって（笑）

この方向音痴はもう治らないと思うが、大地震のときに自宅に帰れるようにはしとかないといけない。　かばんの中には常にグーグルマップの都内地図を印刷して入れてあります。　携帯は使えなくなるだろうし。

週末は、学生の論文チェックをしつつ、奥田英朗の「無理」を一気読み。　いかに日本の地方都市と日本人が壊れているかを遠慮会釈なく切っていて、陰惨・陰湿な内容が爽快にすら思えるほどである。　帯の広告通り、夢も希望もない本。　この夏、田舎に帰省される方は、旅のお供にぜひどうぞ。

無理〈上〉 (文春文庫)

無理〈下〉 (文春文庫)