小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

2014-01-01から1年間の記事一覧

たくさんの友人たちへ愛をこめて

皆さん、年末をいかがお過ごしでしょうか。 大掃除は終わったっすか? 年賀状、書いたっすか? こうした年中行事を楽しむのが、人生を楽しむコツですね。田舎に帰省している皆さんは、「久しぶりに再会した親がまたひどく老けたなぁ」 との感慨に浸っておら…

斃(たお)れるのはいつでも若者

私を見ていれば想像がつくと思うが、ニポンの専門家、有識者っていい加減である。 言いたい放題、やりたい放題。 この国では専門家と称する人の言ったことを誰も検証しないからね。 世の中で起きていることを、自分に都合のいいように解釈して、それなりの理…

メシが食えるヒト、食えないヒト

これまでの人生、様々な選挙を経験してきた。 時に投票者として、時に候補者として。 中学3年の時には生徒会役員 (会計) に無理矢理立候補させられた挙句、後輩の2年生の対立候補に負けてしまい、14歳にして早くもその人望の無さを露呈したサル的なヒ…

本業に生きる

ちょっとご無沙汰していました。 皆さんお元気でしたか? 先週は某学会参加のため四国の某都市へ。 ゴトゴト走る路面電車で会場に通ったが、なかなかに風情があって良い街並みであった。 学会のシンポや発表の中身は、というと、素晴らしいものもあれば、こ…

医薬品開発がらみのシンポがつまらない

最近、業界の友人の数人が異口同音に 「最近の医薬品開発に関係する集会・シンポジウムや講演会と称するものって面白くない。 つまらない」 と嘆くのを耳にした。 嘆いているのは皆さんのお仲間の業界人であって私ではないのだから、勝手に怒らないように(…

高倉健さん、さようなら

高倉健さんが亡くなった。 寂しくて、やる気も元気もまったく出てこないや。僕らの世代は、団塊の世代の方々が涙したいわゆる任侠モノではなく、その少し後の映画の健さんに涙したのである。 ヤクザ映画だが純粋なヤクザものとはもはや呼べない 「冬の華(19…

やれやれ

本日は医薬品評価科学レギュラーコース(通称RC)の本年度の最終日。 受講生の皆さん、半年間お疲れ様でした。 今年度の講義はいかがでしたか? 熱血先生、クールな先生、実務型の先生、夢想家型の先生(あ、そりゃ俺だけか)など、いろんなタイプの先生が…

弁当の話

ここ数十年、ずっと頭にきていることがある。 それは社会人の弁当扱いのいい加減さ。 社会人のおっさん・おばさんが弁当に対する愛情を欠いていること。 数十年間ずっと怒り続けているわけだから、相当に根が深いぞ。 例えば夕方6時から始まる業界人や学会…

正々堂々と応援したい

すまんすまん。 更新が遅れてしまいました。 皆さんはお元気ですか。 風邪で死にかけていたのだが、ようやく復活。 でもまだハスキーボイスのままである。 あくびをすると喉の奥の嘔吐中枢が刺激されて、うぇっとなってしまう状態は続いていたりする。 参り…

風邪をひかない

風邪をひいて寝込んでしまった。 季節の変わり目、ビタミンCなどをガバガバ飲んで用心していたのだが、やられてしまいましたよ。 皆さんは大丈夫?私の風邪はまず喉から。 喉が微妙に脹れて、心なしか声が出しにくいぞ ・・・ と気づいたらもうその先は何を…

バナナはどこへ行ったかな

この2年半にわたって、人生の様々な局面に応用可能な教訓や有用な科学的事実を読者に提示してきたこのサル的日記。 人類の知の構築に役立っているのではないかと思う。 自分でそんなことを言うのもなんだが、誰もそうは言ってくれないから、自分で言うしか…

台風一過とはいかない

今日の台風は結構すごかった。 何がすごいって、通り過ぎた後の、まるで何もなかったような晴天。 実は、今日はサル的なヒトも大変だったのだ。 よりにもよって、今日(月曜日) は講義が2つもあるのだ。 そのうち一つは午後4時から。 もしこれが午前中だ…

語用論と秋の空

あっという間に一年が、月日が、経ってしまう。 困ったことのような気がする一方で、これって実に自然で素晴らしい生物学的な仕組みだなぁとも思う。 だって、人間は年をとればいずれ死ぬのである。 死ぬほど恐ろしい 「死」 (笑) がジリジリと迫ってくる…

筋肉痛と秋

今年は秋がきちんとやって来て、ありがたいことである。 皆さんお元気ですか。ブログの更新をちょっとサボっていたのである。 なぜかというと、筋肉痛でウーンウーンとうなっているからなのだ。 「東大本郷キャンパス? 上野公園のそば? ・・・ も、もしか…

♪ 君はポン・デ・ライオン

週末ユーミンのベストアルバムを久しぶりに聴いたから、うちの研究室の秘書さんたちがミスドの話をしてるときに、突然、 ♪ 君は ポン・デ・ライオン ほんとの孤独を 今まで知らないの ♪ と歌いたくなったのだ。 そういう難儀な日々を送っているサル的なヒト…

倫理を学ぶ理由、再び(・・・と炊飯器)

先週土曜日の午後は、都内K大学で倫理に関する講演。 90分2コマ、計3時間。 たっぷり時間をとって頂きじっくり話ができました。 ありがとうございました。聴衆は社会人 (多くは薬剤師さん) だったのだが、皆さんの話を聴く姿勢の素晴らしさに感心。 う…

規格外のヒトとペッパーと

先週、まったく面識の無い外人さん(日本の近くの大きな国、○○のヒト)から突然メールが来た。 誰もが知ってる超一流外資グローバル製薬企業、△△△社のヒトである。 当然、会社のメールアドレスから。 なんだろう? と思ってメールを開いたら (英文をそのま…

G−POP万歳!

「地震の後には戦争がやってくる。 軍隊を持ちたい政治家がTVででかい事を言い始めてる。 国民をバカにして戦争にかり立てる」 by 忌野清志郎そういえば、反戦平和主義からの心配性の質問に対して、こバカにしたような物言いで、妙にイライラして答弁をす…

宿題を読者に強制しない

最近、昼間に東京の街を歩いていると、暑すぎて本当に意識を失いそうになる。日本橋のオフィス街あたりを歩いていると、最初の十数分は、暑いなぁ、皮膚が痛いなぁ、汗がポタポタとベルトのあたりに垂れているなぁ、目がチカチカして痛いなぁ ・・・ などと…

いい加減な食の文化論を展開しない

この頃ちょっと理屈っぽいことばかり書いてるから、今日はユルユルにする。 中身もないけど、このくらいでちょうどいいだろう。 暑いしな。*****時々、自分の中の物欲番長が大暴れし始める。 今、大暴れしているのは、「マイ○ロソフトの Surface Pro 3 …

目利きなんて存在すると思う?

この頃の新薬研究開発の推進だの、創薬推進だのの華々しい主張の中で、よく耳にする言葉がある。 そう、「目利き」 という言葉。どうやら日本のあちこちに、製薬企業出身のベテランの目利きなる方々がいて、そういう方々は、シーズがモノになるか、開発が成…

youtube に頼らない

蒸し暑い先週の金曜日。 帰宅すると、テレビであの「となりのトトロ」をやっている。 皆さんはご覧になりましたか? 夏場は帰宅したらまず一風呂浴びて ・・・ なのだが、トトロをやっているとなると話は別だ。 夕御飯を食べながらトトロを鑑賞。 森の中のバ…

水羊羹の件

あ、これはまずいと思ったのである。 しかし、その時にはもう手遅れだったのである。 なぜなら、水羊羹 (ようかん) はすでに私の喉元をツルリンと通過してしまっていたから。*****教室の博士課程の社会人学生さん(仮にKさん(女性)としておく。)…

「日本人はこのくらい我慢しろよ」と日本支社の日本人がいう

マイク○ソフトが嫌いである。 サラリーマンとしてはマ○クロソフトのオフィスを使って仕事をせざるを得ないのだが、最近イライラするのはこれである。そうです、皆さんもご経験ありますね。 パワポのデフォルトで漢字のフォントが中国語になってしまう件であ…

カブトムシの飼育法 東京在住民仕様

約1400人のサル的日記の読者の皆様、こんばんは。 少しずつ読者数が増えていて、嬉しいです。 読んでくれてありがとう。 日本のどの地域に本ブログの読者が多いのかといった面白いデータもあるので、そのうち紹介します。 「スクープ! 実は最も読者が多…

法律の名前を変えたくらいではブラックホールは埋まらない

先週金曜日はNHKの夜のニュースに出演し、薬の添付文書に書いてある 「禁忌」 とは何かについてコメント。 が、キャスターの方の質問と私の回答がなかなか噛み合わない。 だって、とても難しいんだもの。 「禁忌」 のまわりには大きなブラックホールが開…

コペルニクス的転回しない

今朝も例によって低血圧の夜更かし不健康ザルは体調最悪だったのである。 平日はいつもそうだ。 ボーっとした頭で朝食を食べて、歯を磨いて、トイレに行く。 気分が重い。 いつもの、登校拒否症である。 幼稚園の初登園日以来ずっとだから、もう46年間も続…

赤い花 白い花

♪ 赤い花つんで あの人にあげよ あの人の髪に この花さしてあげよ 赤い花 赤い花 あの人の髪に 咲いてゆれるだろ お日様のように・・・ 「赤い花 白い花」 がなぜか局地的マイブームなのである。 なぜだかわからん。 涙腺ジーン。 日がな一日この歌を呟きな…

学問の限界を知る

先週の金曜日で、板橋区に開発の拠点があった (過去形) A社さんでの10回講義は終了。 皆さんお疲れ様でした。 エントランスに鎮座していたあの白い巨石がこの後どのような運命をたどるのかは私も知らないのだが、それなりに扱いに困る存在であることは…

あ、そうだ、大学院に行こう!

今年もこの季節がやってきた。 大学院の学生募集の季節。 東京大学大学院薬学系研究科の学生募集の詳細については、webサイトをご覧ください。 → 入試情報|大学院入試情報|東京大学大学院 薬学系研究科・薬学部念のため、願書受付は平成26年6月24日(…