小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

暑いから、クイズでお茶を濁そう

暑いから、クイズでお茶を濁そう。 モンティ・ホール問題というやつです。 ググったらすぐに答えが出るほど有名な問題ですが、自分の頭で考えてみてください。 状況は簡単です。あなたはテレビ番組にゲストとして出演しています。 あなたの目の前にはテレビ…

次の高みを目指さなきゃね

オリンピック始まりましたね。 週末だから手抜きブログになるが、ご勘弁を。昨日は、品川あたりにオフィスがある会社で講義。 例によって初回は「倫理・道徳の樹」の洗礼を受けましたね。世の中には二種類の人がいます。 一つは、ナッシュの社会厚生関数とい…

メアリー先生

皆さんに質問です。 年齢を重ねるにつれて、急激に涙もろくなったヒト、挙手してください。 ・・・ はい、139名の方の手が挙がりましたね。 手を下して頂いて結構です。いや、なんというか、近年の自分の涙もろさ度の進行はすさまじい。 ドコモのコマーシ…

薬の副作用はほとんど報告されない

友人から「小野さんのブログ、ちょっと力が入りすぎで、長過ぎ。 もっと短くしないと読者が減るよ」 という忠告をもらった。 よって今日は短めに。 友人はさらに、「カブトムシのことをもっと書け」という男の子ゴコロ満開の提案をしたが、そっちは女性読者…

疲れ果てている日本人

今日は大阪のとある会社さんで講義。 話を聴いてくださった皆さん、お疲れさまでした。 ワケわかんない話だったでしょ? いいんですよ、それで。 あなたの見知ったSOPどおりのモニタリング業務や承認申請業務の世界から一歩外に出ると、無間の暗黒星雲が…

人生をより低迷させる

暑い ・・・ と書いても書かなくても、暑いのだから、これ以上書くまい。 「書」という字と「暑」という字、じっと見ていると、なんか似ている。文字って、じーーっと見てると、「ん? これってなんていう文字だっけ? ・・いや、そもそもこれはなんの記号だ…

肩書と実力

同じ場で、同じ話題を論じていても、何か違和感を覚えることがある。 パネルディスカッションで、その人が発言するときだけ、急に空気が弛緩してしまったり。 そう、そこに周回遅れのヒトがいるときである。 周回遅れのヒト、すなわち、これまでの経緯を全く…

屁理屈でも、理屈が無いよりはずっとマシ

少々遅れてしまったが、米国に国民(ほぼ)皆保険を導入したオバマ大統領の医療保険改革法についての「合憲」判決(6/29)を、ちょっとした感慨を持って読んだ。 製薬業界の方々にとっては PDUFA の話が気になるのだろうが、1990年代以降の米国医療の光と闇…

ある略取誘拐犯の満たされた午後

週末、羽化した(成虫になった、という意味ね)カブトムシを全部、近所の子供付きファミリーに里子に出すことができた。 よかった、よかった。 ホッとしましたよ。池にザリガニ取りに来ている一家がいれば、百発百中である。 なんといっても昆虫の王様カブト…

話は永遠にかみ合わない

水曜日は製薬企業の薬事部門(regulatory affairs。厚労省やPMDAとの折衝や交渉を担当する部門)の人たちの集まりがあった。 たくさんお客さんが来て盛会。 企画者の Kさん、Sさん、Nさん、Hさんはじめとする薬事委員会の皆さま、良かったですね。 企業・当…

リスクベネフィット評価には「答えがない」

先日、医薬品のリスクベネフィットについてディスカッションをしていたとき、「医薬品のリスクベネフィットについては、『これが正解』という答えがどこかにあるはずだ。 神ならぬ人間には、その正解がすぐにはわからないけど。 私たちは、その正解に少しで…

月曜日の夜なのに、休日バージョン

今日もユルい感じでスミマセン。 濃い文章を載せる気分にならないもので。RCの受講生の皆さんへ: 今日解説したこと(トランスサイエンスの領域だとか、ヒトの幸せの状態の評価だとか)のもう少し丁寧な説明ですが、医薬品政策や規制の議論の仕方を覚えよ…