小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

2012-01-01から1年間の記事一覧

四国の田舎より愛をこめて

さて年末である。 皆さん年賀状は書き終わりましたか? 今年の年末、私が受け取った喪中の挨拶の葉書の数は、間違いなく人生最多であった。 40代から 50代にかけてしばらくはそういう時期が続くのだろうなぁと思うと、なんとも言えぬやるせなさを覚える。今…

医薬品産業のマクドナルド化

寒いっすねぇ。 夜、足が冷えて、よく眠れないサル的なヒトである。 朝までずっと冷たいぞ。 今晩から湯たんぽ入れるか。 低血圧だわ、冷え性だわ、胃弱だわで、自分が男とはとても思えない。皆さん、インフルエンザとノロウィルス大丈夫でしょうか? 手洗い…

のんびりすりゃいいのよ、クリスマスだもん

うーむ、今日の TOKYO FM の 「あ、安部礼司」 NISSAN あ、安部礼司 〜 BEYOND THE AVERAGE 〜 はクリスマスバージョンだが、妙に説教臭いぞ。 年をとると、クリスマスについてもやたらと薀蓄を語りたくなるんだよね。 子供の頃の何とも言えない純粋な幸せ感…

ブログが更新されなくなる日

はい、今年もちゃんと届きましたよ。 雇用主が法的な義務をきちんと果たしてくれていることがわかって、ほっと一安心だ。 「この手紙は、秋の定期健康診断でお書きいただいた問診票を拝見して、 うつ症状などの精神衛生について心配される方 慢性疲労等が心…

グローバル時代の講演の難しさ

街はクリスマスっぽいですなぁ。 うちは貧乏な仏教徒だから、その手の浮かれた雰囲気とは無縁である。 が、なぜかサンタさんが24日の深夜に急に我が家にやってきて、「サンタの国の仕入部門のミスで、日本の良い子に配るはずのゴルゴ13仕様のМ16ライフ…

今日のブログは、読みやすいぜぇ

今、学生の論文を添削中。 Fra○k、ちょっと待っててね (例によって何と意味のない伏字であることだろう)。(注1) 雑用が次から次に入って、脳みそがそのたびにリセットされるから、論文の内容に集中できない状況。 我々研究者にとって、実はこれが一番つ…

「・・・の立場から」のバカらしさ

天気は良いのに寒いっすねぇ。 ノロウィルスにやられないように、手洗いはしっかりと。今日の記事は長いぞ。 心して読んでください。 トイレに行きたい人は、先にトイレに行ってください。・・・ さて、よろしいか? 手、薬用せっけんで洗ってきたか?前回の…

カネや圧力では動かないよ

品川に開発本部がある、渡哲也と縁の深い某大企業の研修シリーズ、全9回が先週で無事終了。 皆さんお疲れさまでした。 短い期間であったが、ワタシ的にはかなりドタバタがありました。 私の方向音痴が露呈した大遅刻はブログに書いたとおり (方向音痴 2012…

元気なおぢさんおばさん、頑張れ

仕事がらみの理屈っぽい記事が続くと、作者自身が自分のブログを読むのがしんどくなってしまう、というヘタれ系ブロガー、サル的なヒトである。 池田信夫さんをはじめとする超有名ブロガーって、ほぼ毎日、すさまじい理屈や強烈な政治的なメッセージを出し続…

誰が何をどう決めたかを隠す仕組み

御用メディアきらめく医薬品業界紙・業界メディアにおいて、唯一燦然(さんぜん)と、お役人や大企業のおエラいさんに媚びない独自の茨の道を行き、時に業界の東○ポとさえ讃え称されるR○SFAX(伏字にする意味が自分でも全くわからない)のホームページ…

昭和を想う週末

前回のブログ(「今の学生さん、ごめんなさい」)を書いたのは、実は、地下鉄で次のような財津昌樹氏の吊り広告を見たのがきっかけだった。 記事を書き始めると頭に血が上るので、話のきっかけの一番大事なところを書き忘れてしまった。 すまんすまん。 お待…

今の学生さん、ごめんね

今週、月曜日はDIAの学生セッションをお手伝いしました。 DS社のSさん、N社のSさんをはじめとする製薬企業の方々が企画。 薬学部等の現役の学生さんにも医薬品の開発に関する議論(の練習)に参加してもらおうという意図である。 Sさん、Sさん、と…

日本のじいさんを考える

今週号のサイバラの「毎日かあさん」は泣けます。 ぜひご一読を。 オフィスで毎日新聞 web を読むついでに、軽い気持ちで開いてしまって、ハラハラと涙が止まらなくなってしまいました。 毎日かあさんち - 毎日新聞ヒトの生死。 「鴨ちゃん(サイバラの離婚…

ゆるゆる

急に寒くなってきた今日この頃。 皆さんお元気ですか。一昨日の朝。 起きて、着替えをしてたら、なんか身体が酸っぱいような気がする。 お酢っぽい臭いがする。 最近では「お前、サルそのものだよな」と言われても辛くない(というか、むしろ嬉しい)のだが…

オールジャパンのいかがわしさ

ニュースステーションで、盲導犬の特集をやっていた。 盲導犬の育成は、基本的に「県」の事業らしいが、予算・人員ともに全然足りていないことがよくわかった。 街中で募金やってる時には協力しましょう。しかし、かわいいなぁ、盲導犬ワンコ。 テレビを見て…

リスクベネフィットの考え方 再び

この業界の、いわゆる 「薬のリスクベネフィット」 なるものの議論の仕方がまったく見当違いであることは、何か月か前にも書いたが、何度でも繰り返し書こう。 以前に書いた記事はこれね。 読んでない人は、まずこれを読むこと ↓ 2012-05-31 - 小野俊介 サル…

レギュラーコース8期生の皆さん、お疲れ様でした

東大で開講している新薬開発のプロのための半年間の研修コース(レギュラーコース。RC)が、本日無事終了した。 RC8期生の皆様、半年間お疲れ様でした。 いつも申し上げているのだが、まだ肌寒い5月に始まって、真夏の暑い時期を忍耐で乗り越え、また…

New England のしんしんと冷える森

風邪がなかなか抜けない。 咳が止まらないので、隔離状態が続く。 さらに週末は持病の低血圧がサル的なヒトを襲うのである。 週末、血圧を測ると、上が100を切っていることが多い。 「おおっ、こりゃまた身体が半分あの世に行ってるぞ。 このまま順調にい…

お客さんあれこれ

<お客さんその1。 熊本からのお客さん>昨日、熊本からお客さんがお越しになり、いろいろと楽しい意見交換をさせて頂いた。 「年を取るにつれて、もっと勉強したいという気分がフツフツと湧きあがってくる」というのが素晴らしいですね。 私たちのまわりに…

危険な妄想

以前、夏休み (というかお盆) に必ず読む本を何冊か紹介した。 お盆に読む本 - 小野俊介 サル的日記かなり偏ったリストで、これから国政に出馬予定の元都知事の閣下に誉めてもらえそうな品揃えだ(笑)。 これらに加えて、もう一冊、夏になると必ず読み返…

皆さんはうつ病ですか?

右手の中指と薬指が生臭い。 職場のパソコンのキーボードのLのあたりが生臭く、ねっちょりしているからだ。 なぜキーボードのLのあたりが生臭いのか。 それは、昨日食べたちらし寿司弁当の上に乗っていたイクラの粒が、なぜかキーボードのLとKの間あたり…

秋 雑感

いやー、このブログの読者は薬がらみの方々が圧倒的に多いんだなぁと再認識しましたわ。 薬をつくってメシを食っている人々、薬で命を救われた人、薬のせいで大変な思いをした人・死にかけた人、その他薬をメシの種にしている人々(私を含む)、・・・ 世の…

ドラッグラグとWの悲劇 (笑)

さて、一仕事終わったので、ブログ書きますよ。 今日は予告のとおり、いわゆるドラッグラグの話と、それをテーマに博士論文書いて無事卒業したWさんの研究を紹介する。 サル的な人たちの研究についてちょっと宣伝させてください。Wさんが取り組んだのは、…

読者の皆さんに無料奉仕する余力が無い

はーー、疲れてるっす。 仕事しかする気が起きないくらい、疲れてるっす。 ダメ人間の典型だ、こりゃ。本当は、あの森口先生のスーツのズボンの裾がハサミで乱暴に切られているのはなぜか という件について、いろいろ語りたいところなのですが、このサル的な…

研修お疲れさまでした

渋谷の Hikarie の裏のやけに地盤が固いところに東京支店があるS社での研修が水曜日で終了。 社名だけ伏字にする意味がまったくわからないが、それはともかく、皆様お疲れ様でした。 意見交換会もとても楽しかったです。10回シリーズで、短時間にあまりに盛…

シーナを読むと文体が乱暴になる

仕事でちょっと忙しいので、最近読んだ本の読後感想など。 「忙しいのにお前は本を読んでいるのか?」と突っ込んでも無駄です。 「そのとおりだけど、なにか?」と答えるだけ。 本好きにとっては、飯を食うのと本を読むのは同じです。 忙しくても、飯をちゃ…

これはサイクロンなのか?

掃除機が壊れてしまったので、近所の量販店に買いにいく。 売り場には壮大な数の掃除機が並んでいて、どれを選んでよいのかまるで見当がつかない。 がしかし、掃除機に関しては、このサル的な人でも知っている魔法のキーワードがある。それは 「サイクロン」…

ヘッドハンター

加齢と環境の影響により、頭は呆け、集中力・持続力は衰え、おまけに社会常識と良識は日に日に失われていく、という辛い毎日を送っているが、そんな私にも、時々、いわゆるヘッドハンターから電話がかかってくる。 「製薬企業で働かないか?」というありがた…

わからないことを教えたいという矛盾

先週、とある業界人向けの研修のお手伝い役で箱根へ。 久しぶりに露天風呂に入ってのんびり。 ここ数年続けて参加しているのだが、毎年駐車場にとまっている車の数が増えている気がする。 景気回復の指標になっているかもしれない。 中国人の団体客が増えて…

クリント・イーストウッド礼賛

クリント・イーストウッドを語り始めると、長くなる。 何回かに分けてやります。 なぜ急にイーストウッドか? 最近イライラすることや理不尽な人ばかりに出会うので、虚構の世界に自分のまともな方の魂を逃避させないと、正気ではいられないから。 アホくさ…