大学では、2月、3月は学生の卒論・修論・博論の仕上げの時期。 発表会(というか審査会)が順にあって、学生さんにとっては最後の試練の場、胸突き八丁である。 ウチの学生さん(社会人学生を含む。 私より年上の学生さんもいます) は、みんな、まじめで、勉強熱心で、素直で心やさしく、気配りもできる、実に良い子たちである。 お世辞ではない。 比較対照群は、約30年ほど前に学生だった自分自身ね。 ご両親や周囲の人たちの愛を受けて、すくすく、のびのびと育ったことがよくわかる。 英語で言うと good upbringing ってやつだ。 みんな、もうひと踏ん張りです。 頑張れ! 応援してますからね。
仕事が忙しいときには、本がじっくり読めない。 ほとんど通勤電車の中だけしか読書時間がない。 仕方ないとはいえ、これではいかん。 通勤中のその少ない読書時間に何を読むかも大問題だ。 ビッグコミック、週刊文春、週刊現代、文芸春秋、中央公論、SAPIO、そして少年マガジンという、嵐のように定期的に押し寄せてくる強力なラインアップに目を通さねばならない。 あ、忘れてた、ホームレスのおじさんが本郷三丁目の交差点で売ってる Big Issue も読んでるんだった。 このサル的な人、どうみても雑誌を読み過ぎだ。
ビッグゴミックは「ゴルゴ13」、「天智と天武」(蘇我入鹿が実は素晴らしいナイスガイで、中大兄皇子が冷酷非情なひどい奴という設定ね)、「六平太」、そして「江戸の検屍官」 が素晴らしく、止めるわけにはいかぬ。 問題は、少年マガジン。 これをいつまで読むことが許されるのかは、結構、微妙な問題になってきている。 48歳の「少年」って、そんな奴はどう考えてもいないから、もうとっくに微妙な線は超えてしまっている気もするが、まぁいいや。 「はじめの一歩」 の幕ノ内一歩が世界チャンピオンになるまでは、止められんかなぁ。 あるいは 「A BOUT !」 の朝桐が光嶺高校のトップになるまでは。 その時にオレは何歳になってるんだろうかと思うと、恐ろしい。 たとえば72歳のじいちゃんが少年マガジン読んでいるのは、さすがに高齢化社会的にもどうかと思うんだよね。
貴重な通勤時間、雑誌を読むその合間に(笑)、商売がらみの本もきちんと読む。 これでメシを食っているもんで。
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そして最後にこれ。
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さて、今日は何を読みながら寝ようかなぁ。 本棚に寝かせている 「物書同心 居眠り紋蔵」 の最新刊あたりに手が伸びたりなんかして。