小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

コロナにかからない

いやはや。 とうとうかかってしまいました。 コロナ。

皆さん、3か月ぶりだけどお元気?・・・ などと悠長な挨拶をしてる場合ではないのである。 4年間必死で逃げ回ってきただけにショックは大きいのだが、もう国民の大半が一度や二度は感染しているという試算もあるから、別に驚くほどのこともないのだけど。

換気の悪い飲食店で会食をしてるときにもらってしまいました。 熱はさほどでもなかったのだが、現在進行形で起きている最大の問題が、味覚・嗅覚の消失。 感染してから数日で、嗅覚が完全になくなってしまった。 シャンプーの匂いも、石鹸の匂いも、カレーの匂いも、焼きそばの匂いも、とにかくにおいというにおいがすべて感じられない。 風邪をひいたときに鼻づまりでにおいが感じにくくなることはこれまでもあったが、今回は鼻づまりが解消しても治らない。 鼻のまわりの空気が無色透明になってしまった感じ。

こんなの生まれて初めてである。 無茶苦茶気持ち悪い。

やっと外出できるようになったので、草花、梅の実、ドクダミなど、そのあたりにあるものすべてに鼻を近づけて、フガフガとにおいを嗅ぐワンコ的日々を送っているが、においは一ミリもしない。 絶望感が半端ない。

味覚も壊れてしまった。 こっちはどうやら嗅覚ほどは壊れてはおらず、甘味と塩味はかろうじて残っているのだけど、それ以外のビミョーな線が一切分からない。醤油味、ソース味、お出汁の味など、一切識別できず。 カレーを食べているのに、白ご飯の味しかしない (それも無色透明の白ご飯の味(笑)) のには我ながら驚いた。

ハヤシライスを試しに食べたときには、味がしないだけでなく、なぜか苦みが口に広がった。 苦いハヤシライスってなんだよ、それ(苦笑)。

 

(追記) 6月7日のお昼は、勇気を振り絞って横浜家系の醤油とんこつラーメンを食べたのだが、3キロくらい離れたところで微かに醤油とんこつの臭いが漂っている塩ラーメンであった。 というか、一緒に食べた白ご飯と大して違わぬ味。

 

・・・ という泣きそうな日々である。 症状は治まっているから来週からは出勤しないといけないが、こんな状態で、いつも通ってる学食の過激な味付けのメシに接したら自分の嗅覚・味覚はどうなってしまうのだろうかと、それが心配で夜も眠れないのであった。

 

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というわけで、久しぶりのブログなのだが、まさかコロナでこんな目に遭うことを想定していなかったため、今日はこれで終了なのである。 短っ! 日々の営みは twitter でごにょごにょ呟いてますので、そっちもご覧ください。

 

京大数学科の学生たちの青春群像、「数字であそぼ」 の最新巻。 だんご(雑種。オス)も元気だぞ。

 

シーナの最新刊。 自分のまわりの友人・知人が年を取ってこの世を去っていく、という現実の中での感慨が淡々と日記に記される。 昔話と今の話の絶妙な混ざり具合が超ベテラン作家にしか出せない味。 

 

ようやく本を読む気力が戻ったので、放置してた村上春樹の「街とその不確かな壁」 をじっくり味わってるところ。

 

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もはや誰もコロナ対策なんて声をあげませんが、かかると辛いよ。 かからない方がいいに決まってるよ。 料理の世界でメシを食ってる人、失業しちゃうかも。

人混み、換気の悪い会議室・飲食店を避け、適宜マスク。 気を付けてね。

じゃまたね。