小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

いいのよ、それで

連休である。 こんな時にまでパソコンを立ち上げて、メールをチェックしてしまうビョーキの現代人よ。 大丈夫、あんたがメールを見なくても会社が倒産したり、ニポン社会が崩壊することはないから、安心してパソコンあるいはスマホを切ろう。 え、このブログも読めなくなるって? それに関してはまったく問題ない。 この先はどうせ大したこと書かないから(笑)。 連休だもの。

連休だから、うちの近所のニャンコの体もふだんよりもデローンと伸びているのである。

2階の窓から下々の者たちが行き来するのをこうやって眺めている高貴な白ニャン様。 下賤なサル的なヒトになど目を合わせてもくれぬ。 それでいいのである。 世の中はそういうふうにできている。

連休と言いつつ、2日間は大学に出勤せざるを得なかったのである。 ダメじゃん、自分。 自宅のパソコンには Adobe acrobat が入っておらず、原稿のゲラの修正ができなかったため。

大学構内は心なしか広々としている。 子供連れの夫婦、散歩のおじいさん・おばあさんが結構な数歩き回っていて、普段とは違う雰囲気の賑わいである。 これはこれでなかなかいい感じ。

そういえば、地下鉄の客層もいつもとは全く違ったっけ。 隣に座った2歳くらいの女の子とお母さん。 女の子の元気が良すぎて、お母さんはもはや怒る気力も体力も無くした模様。 履いていた靴が2メートルくらい宙を舞う。 隣に座っている僕の脇腹にも蹴りが四、五発入る。 が、いいのよ、それで。 子供は元気なのが一番だ。 ・・ うぐっ、もう一発頭突きが。 い、いいのよ、それで。

あ、地下鉄と言えば、大手町でいつも見かける外人の長髪のお兄ちゃんがいることを思い出した。 バックパックジーンズ姿。 なぜか帰宅時間が同じくらいになるその外人さん、会うと必ず食パンが入ったスーパーの袋を下げているのだ。 それも必ず 「超熟」 が2斤。 

まったくの独断と偏見だが、外国の食パンってあまり美味しくない。 たぶんこの外人さん、日本に初めてやって来て、異国の食パンのあまりのうまさに感動したんだろうなぁ。 きっと毎食 「(英語で) ひょー! なんという柔らかさと味わい! Unbelievable !」 とか呟いているんだろうなぁ。 ふふふ、いいのよ、それで。 海外のお父さんお母さんにも日本の食パンの素晴らしさを伝えてくれよな。 あ、あとな、パンだけじゃなくてちゃんとおかずも食えよ。

研究室で一仕事を終えて大学構内を散歩してたら、向こうから黒いラブラドルレトリバーを連れた一家が。 お父さん、お母さん、小学生くらいのお兄ちゃん、そして幼稚園くらいの女の子。 かわゆいのー、黒ラブは。 お兄ちゃんが黒ラブを自慢気に引っ張っていて、女の子は空のスーパーの袋を下げている。 あ、そうか、その袋はアレ用ね。 女の子はご機嫌である。 少し離れたところでダンスをしていたのである。 そしたら、その隙に黒ラブが急にやらかしてしまった。

お父さん 「こら、○ちゃん、何やってんだよ! 袋の中にさせるんだろーが!」 
○ちゃん 「あ、あ、あーーー! もう出ちゃってるよー!」
お父さん 「そんなところでダンスしてるから間に合わないんだってば!」
○ちゃん 「う、うわーーーん!」

一家団欒の場が、あっという間に修羅場に(笑)。 しかし、いいのである。 ワンコが家族にいる幸せを思えば、ウンコの手違いくらい何ほどのものか。

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ほらね、今日の記事はまったく気合いが入ってなかったでしょ? 筆者が気合いを入れてないのだから当然である。 5分弱で書き終えたぞ。 皆さんもユルーく息抜きしてください。 ゴロ寝でもしながら好きな本を読もう。

ついに村上春樹の 「騎士団長殺し」 を読み始めたところである。 あっという間に読み終わりそうなので、ペース配分を考えながら読む。 そうだ、海街diary の最新刊が出てるのも皆さん忘れぬようにね。 5月の木漏れ日の中で読む本としてはサイコーの部類である。

世のおとーさん・おかーさんにはこいつもおススメだ。 吉田戦車の 「まんが親」。 まじめな子育て本なのだが、吉田戦車の漫画の登場人物 (ほれ、カワウソくんとか) 総出演で楽しいぞ。