小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

All play and no work

このブログ、近頃、仕事の記事が少ないなぁと自覚してはいるのだが、まだ絶賛夏休み月間だから、良しとするか。

このブログの読者さんって、大体は医薬品開発関係者、つまり製薬企業、当局、治験関係者の方々だと推察するが、皆さん結構ゲンキンなのである。 ややこしい論文を紹介したときや、論理クイズ(モンティ・ホール問題ね)を出した時には、アクセス数及びブログ滞在時間が伸びない。 こっちは気合入れて、内容の堅さを和らげるために間に挟みこむギャグを含め、起承転結をしっかり考えているのだが、どうもそういう記事は皆さんのご期待には添えていないらしい。

アクセス数が伸びるのは、くだらない系のネタ、例えばメアリー先生の回だったり、カブトムシ系のネタだったり。 それはそれで嬉しかったりするのだけど。

今日は土曜日だし、趣味ネタ。 最近、一眼レフデジカメを買いました。 これまで、デカいカメラをかついで、嬉しそうに写真を撮っている方々をやや冷淡に見てきたのだが、いやこれが、自分で撮ってみるとと実に面白いっす。 マニュアルを読みふけり、教科書を買ってきたりなんかして。 

で、こんな風景を撮って、一人悦に入っているわけだ。 「おお、なんと素晴らしい夏の夕日と空なんだろう。 構図もシブイなぁ。 天才ちゃうか、ワシ」 ・・・ と初心者は皆思うらしい。 むろん、すごいのはこのサル的なおじさんの腕ではなく、ニコンの技術者である。 最近のカメラ(初心者用モデルなり)と内蔵プログラムは、本当に素晴らしいなぁ。

読者の皆さん、しばらくはこんな風景写真を意味もなく見せられるかもしれないが、勘弁してください。 たぶんすぐ飽きますんで(笑)

先週、ある会社の方々との飲み会で、会社や上司にカミングアウトしていない趣味や過去を持っている人が結構いることが判明。 そりゃそうだよね、「組織・職場」の上司や同僚とは無縁の世界を持っている人の方が、人生を「組織・職場」に捧げている人々(社畜・ポチを含む)より、ずっと精神的に健康だ(注)。 

(注) 仕事や職業ではなく、「組織・職場」って言っている意味を理解すること。

自分の所属する会社を「ウチのカイシャ」と平気で言ってしまう方々は多いと思うが、そういうヒトはこの本を読んでみましょうか。

オリンパス症候群 自壊する「日本型」株式会社

オリンパス症候群 自壊する「日本型」株式会社

最初のエピソードが強烈で、グイグイと読めます。 最初のエピソードとは、損失隠し粉飾決算が明らかになって世の中が大騒ぎになっている最中に、会社にすさまじい損失を与えたはずの例の元社長を、会社が丸抱えで白金のマンションにかくまっていた件。 ペット保障金20万円/月、ペット清掃代8万円/月も会社持ちだったそうな。 オレの生活費って、ペット清掃代よりもだいぶ少ない気がする。 さすがは太っ腹のオリンパス

社畜やポチは、一対一で、平場でグーで殴りあう喧嘩には弱い。 集団で個人をワナに追い込んで闇討ちするような卑怯な喧嘩ばかりしてるから。 外人さんとの交渉では闇討ちできないもんだから、日本の社畜・ポチは情けない姿をさらけ出してますよね。  

すくっと自分の足で立ったプロ、組織の中ではなく社会の中で信頼されるプロを目指しましょう、お互い。 難しいことだが、目標は高く!