仕事でちょっと忙しいので、最近読んだ本の読後感想など。 「忙しいのにお前は本を読んでいるのか?」と突っ込んでも無駄です。 「そのとおりだけど、なにか?」と答えるだけ。 本好きにとっては、飯を食うのと本を読むのは同じです。 忙しくても、飯をちゃんと食わないと身体を壊しちゃうわけである。
書店で、しばらく読んでなかった椎名誠の私小説系にふと目が行く。「そらをみてます ないてます」
- 作者: 椎名誠
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/10
- メディア: 単行本
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2012-06-17 - 小野俊介 サル的日記
シーナ本との付き合いは長い。 30年くらいになるか。 最初期の三部作 「さらば国分寺書店のオババ」 「気分はだぼだぼソース」 「かつをぶしの時代なのだ」、そして「哀愁の町に霧が降るのだ」から、何十冊になるのか数えてないけど、ほぼ全部読んでます。 知的な(笑)読書人は「シーナマコト読んでる」なんて口が裂けても言わないのだが、ワシはいくらでも言いますよ。 「とてつもなく不愉快で悪質な上司や同僚や部下は、ぶん殴れば良いのだ」というサラリーマンの腹のくくり方を教えてくれたシーナには、いくら感謝しても足りないくらいだ。
ちなみに、私のまわりには村上春樹の顔と椎名誠の顔を逆に覚えていて、あの感動の大作、ノルウェイの森の主人公(ワタナベ あるいは 僕)を、「椎名誠」の顔を思い浮かべたまま読み終えたツワモノが約一名います。 うーむ。 そう言われると、ちょっと雰囲気が似てるような気もしてきたぞ・・・ 二人の間に村下孝蔵を入れても良いかも。
功利主義の新書。 初心者向けに書かれているので、あっという間に読めてしまうのがこれ。 おすすめです。 著者の児玉先生は東大の医学系研究科にいます。 たぶん本郷三丁目のあのスタバあたりでこの本書いたんだろうなぁと推察。
- 作者: 児玉聡
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: 新書
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STS 関係の新書。 人災でも、天災でもなく、構造災という発想が面白い。 福島原発だけでなく、風力発電の出遅れやら、いろんな歴史を論じています。 医薬品の世界も構造災(例:いわゆる薬害)だらけ。
- 作者: 松本三和夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/09/21
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テルマエ・ロマエの最新刊(4巻)は面白いんだけど、話をちょっと引っ張りすぎじゃないかと思いました。 作者自身もそう言ってる。 ブックオフで大量に仕入れてきた鬼平犯科帳シリーズと剣客商売シリーズも読んでいるのだが、これは省略。
忙しい、忙しいと騒ぐ一方で、本だけじゃなくて、くだらん映画まで見ちゃったりしてるサル的な人。 自分でも呆れてしまう。 この映画に関しては、「お前、本当は忙しそうなフリをしてるだけだろ?」 と疑うことを許可します。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2012/04/27
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今週は5日間じゃなくて、4日間だから、うれしい。 月曜日が事実上無かったおかげで、お腹がビチビチにならずにすんだ(笑)