小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

昭和を想う週末

前回のブログ(「今の学生さん、ごめんなさい」)を書いたのは、実は、地下鉄で次のような財津昌樹氏の吊り広告を見たのがきっかけだった。 記事を書き始めると頭に血が上るので、話のきっかけの一番大事なところを書き忘れてしまった。 すまんすまん。

お待ちください。
あと80年お待ちください。
昭和生まれが
いなくなるまで。

強烈である。 私のブログ記事より、ずっとシンプルで、心が痛くなる。 表現のプロはさすがに凄いもんだ。
財津氏の作品には、他にもこんなのもあるぞ。 こっちはもっとストレートである。 ここまで来ると、不機嫌になり始めるおぢいさん・おばあさんが相当いるだろうなぁ。

敬老の日」ご辞退申し上げます

今の日本の閉塞は 私たちがつくってしまいました。
敬老の日を祝っていただく資格は 私たちにはありません。
この先、少しでも頑張って、子供たちが夢や希望を持てるようになった暁には、
改めて「敬老の日」を 設けていただければと願っています。

老人代表 昭和太郎

人生の先輩方の何割くらいが、こういう気分なんだろう? は知りたいところだ。 ほとんどいないのだろうね。

1年9カ月前から、まだ老人代表ではない私も、わが身のふがいなさに対する怒りがフツフツと沸き上ることが増えた。  私たちの世代は、一体、何をしてるんだ? これまで何をしてきたんだ? という静かな怒りがいつでも頭の片隅にあって、なかなか治まらない。 医薬品開発の世界の無策、没落に対する怒りも、承認審査の世界の確信犯的なごまかし(神事)に対する不信も、根は同じ。 年々、面の皮ばかり厚くなっていく世代。

・・・ などと思いながら、昭和のことを考えた三連休でした。

ちなみに、昭和世代といっても、菅原文太高倉健のような昭和一ケタロボと、私や福山雅治のような昭和中期型ロボと、佐々木希ちゃんや加護亜依ちゃんのような昭和末期型ロボでは、その気質や性能がまったく異なるから、話はそう簡単ではないよなぁ。 いや、これらの人々が各年齢層を正しく代表した例示になっている気は全くしないのだが(笑)

時には甘美な思い出としての「昭和」を礼賛したくなる気分も、ある。 人間だもの。 昨晩、偶然にも映画 「ALWAYS三丁目の夕日'64」 を見て、例によって涙がポロポロと。 六ちゃん、結婚できてよかったなぁ(涙) 

ALWAYS 三丁目の夕日'64 DVD通常版

ALWAYS 三丁目の夕日'64 DVD通常版

話は変わる。 唐突なのだが、今、足の裏が痛いのである。 こっちも本当に泣いちゃうくらい、痛い。

実は15年くらい、左足の裏、小指の付け根から2センチくらいのところに、イボがあるのですね。 イボといっても、ポコっと出ているのではなくて、逆にクレーターのようにくぼんだ感じ。 正確には尋常性疣贅といいます。 どこにでもいるヒトパピローマウィルスが原因。

で、そいつとは15年もの長い付き合いなのだが、時々、「ウィルスの分際で、許可なくヒト(いや、サル)の足裏に住みやがって。 成敗してくれるわ!」 とスピール膏(サリチル酸ね)を貼ったり、イボコロリを塗り塗りしたりしていた。 が、何回やっても完全に取りきれない。 それどころかここ1、2年、奴らは急に勢力を拡張し始め、だんだんデカくなってきた。 あいやー。

こうなると、人類(いや、サル)側としては負けるわけにはいかない。 というわけで、本日皮膚科に行って、液体窒素による「焼き」を入れてもらいました。 これが痛い。 治療中も痛いのだが、治療が終わってからも、二、三日はまともに歩けない感じ。 「イテテ、イテテ・・・」 と呟きながら、片足を引きずるサルなのであった。

このウィルス対人類(いや、サル)の闘いの帰結、こうご期待。 ・・・ 読者に興味がなくても報告しちゃうもんね。

というわけで、本日は足の裏が痛いから、ここまで。 おやすみなさい。