小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

イライラしない

今テレビを賑わせている、例の農薬混入事件の容疑者が逮捕されたとのニュース。 まずはニュースにホッとする。 「容疑者の年齢は 49 歳」。 へー、そうなんだ。 なになに、「カブトムシを飼育をして、近所の子供に配っていた」? ・・・

・・・

私のすごく身近なところに、これらの条件を満たす人が一人いる気がする ・・・

しかし、カブトムシは別に悪くないだろ、カブトムシは。 カブトムシなんて曲がある aiko ねいさんも怒り出すよ。(注 1)

(注 1) 商売をしていたのはオオクワガタらしい。 以前ほどではないが今でもオオクワガタは結構高価です。 カブトムシは安くて商売にはならないだろうなぁ。 せいぜいが近所の子供の情操教育目的のボランティア。

相変わらずイライラすることが多い今日この頃。 イライラする自分が悪いのか、それとも、イライラさせる世の中が悪いのか。 どっちもどっちである。

イライラその1: 例によってマイ○ロソフト

職場のメインのデスクトップパソコンを換えた。 Windows 8 になったわけである。 この Windows 8 というヤツがイライラさせてくれる。 (ラップトップの Pa○asonic の Let's No○e を使い始めたときのイライラについてはこの記事参照 → トホホな感じなのである - 小野俊介 サル的日記 ) 今回はデスクトップなのでタッチパネルが使えず、それもイライラに拍車をかける。 画面の右側から変な記号が出たり出なかったり (チャームとか呼ぶらしい。 知らんがな、何がチャームじゃ)。 こいつが、毎度毎度、すばらしく再現不可能な登場の仕方をしてくれる。

Windows 8 は、 Let's Note で経験済みだったからまだ許せる。 許せないのは、Office 2013。 前のバージョンから見てくれがすっかり変わってしまって、何をどう操作していいのかさっぱりわからない。

ワード 2013 を立ち上げると、毎回、かわゆい年賀状やカレンダーのテンプレートがずらっと並ぶ。 「キャー、素敵! 干支のお馬さんとマッシュルームのデザインのカレンダー、きゃわゆいねぇ。 これ、印刷しましょうよ!」 なんていう客層がワード 2013 の主たる顧客層だとは知らなかった。 忌々(いまいま)しいことに、そのお馬さんのイラスト入りカレンダーの画面の消し方がわからない。 ワードを立ち上げる度にイライラする 49 歳男性 (カブトムシ飼育歴あり) なのである。

むろん、設定を変えれば良いことくらいサルでもわかる。(注 2) でもそのためには、説明を探し出して、読んで、理解して、設定変更をしなければならないのである。 慣れた人でもたぶん数分間は時間をかけて。 世界中の数億人(もっと?) の顧客にそれを要求するとは、なんとも傲慢な企業方針である。

(注 2) 「ワード 2013 スタート画面 変更」 と検索かければ修正方法はわかる。

マイクロソフ○の人たちって、どうしてこうもお客さんにストレスをかけ続けるのだろう? あなたたちがソフトをどう変えたか、や、プログラマーさんたちの仕事の結果の可視化になんぞ、こっちは興味がないのよ。 できるだけ顧客好みのインターフェース・操作性を維持して、見た目を変えないで、実は中身がすごく良くなっているという方向に進化してくれれば、それで十分満足なのだが。

パワポ 2013 もひどい。 画面の背景がやたらと白く、明るくなって、デフォルトの設定では眩しくて眩しくて、思わず 「うきーーー! 網膜が焼けるぅー」 などと呟いてしまいましたよ。(注 3) 眼精疲労白内障・視力低下が進んだ顧客から将来訴えられるのではなかろうか。 デフォで、ビヨーンと間延びした横長サイズのスライドが出てくるのも頭に来る。 その設定を変えるのにまた十数分 ・・・ クソ忙しい最中に無駄な作業を強いるこの企業の姿勢には悪意すら感じる。

(注 3) 少しは灰色っぽく設定を変えられるのだが、それでもやたらと眩しい。 サングラスかけて作業しないといけない。 昔のように背景を濃い青に設定できないものでしょうか。 やり方知っている人、教えてください。

結論: マイクロソ○ト、大嫌い。

イライラその2: 地下鉄

事故が発生した時の地下鉄の案内が、相変わらず後手後手で遅い。 今朝も地下鉄で人身事故があった。 事故発生は、私が乗車する駅から二つ隣の進行方向にある駅。 こりゃ素人が考えても少なくとも数時間は動くわけがない。 ところが、駅の改札口にまったく案内がないのよ。 駅員さんたら、知らん顔して構内にお客を入れている。 だからお客さんは何も気づかずにホームまで降りてしまい(私がそうだ)、ギュウギュウ詰めの駅構内(ホーム)に入ってからギョッとなって、そして 「○○駅で人身事故があり、ただいま電車は発車を見合わせています」 なんていうアナウンスを初めて耳にすることになる。 で、「おいおい、もうちょっと早く言ってよー」 という怒りがふつふつと湧いてくる。

駅員さん。 そういうアナウンスと表示は、改札口で、できれば駅構内への入口でしてくれないとダメなのよ。 大きな白い紙に、太い黒マジックで 「○○駅で○時○分人身事故発生。 △△方面不通」 と書いて、駅の入口に(少なくとも改札口に)テープで貼っておくだけの話じゃあないか。 ローテク上等、ややこしい電光表示システムなんかいらないのよ。 事故が起きるたびにイライラするのである。 どうしてお客さん目線で動いてくれないのか、と思うのである。

昔は (いや、つい最近まで何十年間も) もっとひどかった。 同じ営団地下鉄の路線が完全に止まっているのに、相互乗り入れしている乗換駅で 「(乗り換えの)○○線が止まっています」 という車内アナウンスがないのが普通だったもんね。 動かなくなった路線のホームにたどり着いて初めてトラブルを知らされて、「・・・ あのさぁ、電車の中でアナウンスしてよ! こんなことなら、降りなかったのに!」 と叫びたくなることが一度や二度ではなかった。 

今は一応はすべての地下鉄路線で 「○○線が止まってます」 のアナウンスが入るようになっている(らしい)。 その進化は認めよう。

結論: 地下鉄さん、惜しい。

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以前紹介したモンティ・ホール問題(これ → 暑いから、クイズでお茶を濁そう - 小野俊介 サル的日記 )の解説書が出たので早速読んでみる。 とても面白い。 「確率とは何か」 についての初学者向けの恰好のテキストです。 数学の公理系の話と直観の狭間のパラドクスを分かりやすく解説してくれる。 シャノンの情報理論ともつながっている。 興味のある方はぜひどうぞ。 翻訳がちょっとこなれていないので、読んでいて 「イライラする」 かも(笑)

モンティ・ホール問題 テレビ番組から生まれた史上最も議論を呼んだ確率問題の紹介と解説

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