小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

「サル日記」と検索しない

○○新聞と言えば、身も心も 「お上」 に捧げている新聞として有名である。 いや、正確には 「身も心も」 ではなく、「一等地にある建物も、社員向けサービスも」 か(笑)。 その○○新聞が所有している某在京球団の野球賭博の件。 むろん同紙上では見て見ぬふりで詳細はろくに報じないため、必然的に朝日、毎日、産経といった他紙の情報で内容を知ることになる。

で、毎日さんの記事を引用。

野球賭博: 巨人が全選手・職員調査…CS出場、辞退せず 毎日新聞 2015年10月06日

・・・ 練習の前には異例の緊急集会が行われ、白石オーナーが、球団の生みの親として知られる故・正力松太郎氏がかつて 「巨人軍は紳士たれ」 の言葉を残したことを挙げ、「これはグラウンドの外でも重い責任を背負っているということ。それを君たちも忘れてはいかん」 と訓示した。久保社長も 「ブランドは何十年もかかって作っても一瞬で壊れることを自覚してほしい」 と語りかけた。

シーズンの山場を前に不祥事で水を差された形になったが、主将の坂本勇人選手は 「 目の前の試合に集中していきたい」 と強調。選手会長村田修一選手は 「僕らはCSで結果を出すしかない。 選手がやれることはそれしかないですし、何とかいい結果を出せるように調整したい」 と力を込めた

・・・ まったく反省しとらん (大笑)

誰でもいい、このスポーツ脳のおにいちゃんたちに世の道理というものを教えてやってはどうか。 ボール遊びで勝つの負けるのと、日々そんなことを考えてるだけで許されると勘違いしているから、世間知らずの不祥事が起きるわけである。 白石オーナーは 「それではいかんぞ。 キミたちは野球選手である前に社会人なのよ。 甘えるな!」 と愛のムチを振って叱咤しているのに、選手にはまったく通じていない模様。 ていうか、むしろ確信犯的に 「ボール遊びに専心します!(キリッ)」 ってあらぬ方向に開き直ってるぞ。 本人たちは 「殊勝な台詞をうまいこと言えたな」 と鼻高々だったりして。

不祥事を起こした歌手が 「私には歌うことしかできません。 歌うことでファンにお詫びするしかありませんっ」 と自分に酔いながらファンの同情を買い、しれっとして商売を再開する光景はよく見かけるが、それと同じ臭い。

この手の (ずる賢い) 論点のすり替えって、ボーっとしていると気付かないことがあるから恐ろしい。 ほら、例えば、「より良い薬をより早くニポン人に!」 なんていうスローガンと、「日本企業、外国企業に負けんなよ!」 というスローガン (政策) が、あたかも両立するかのように勘違いしているヒトが多いが、これも議論の中で論点が無茶苦茶にすり替えられまくっているからだよな。

話を野球に戻す。 毎日新聞の記事のトーンがなんだか妙に選手たちに同情的なのもちょっと気になるよね。 「・・と力を込めた」 ってなんだよ(笑)。

いや、待て待て。 ここは冷静に考えよう。 これまでにも、数々の薬害の真相を厳しく追及してきたあの毎日新聞が、こんなブラックな連中をそう簡単に応援するはずがない。 ・・・ ああ、そうか! これは最大級の皮肉なんだ。 バカを強調して、良識的な読者を大笑いさせるための、ね。 もー、毎日新聞さんったら、高等戦術を使うんだから。

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時々、Google さんで自分の名前を検索しなければならないことがある。 昔の講演記録などを確認する時など。 いわゆるエゴ・サーチ目的ではない。 インターネットの世界で自分の名前を見つけたって、吐き気のするようなことしか書かれていないのは百も承知なので、絶対に読まない。 匿名で腐ったことを書かずにはいられない病気持ちの輩に付き合う必要はまったくないのだしな。

さてしかし、必要に迫られて Google さんで自分の名前を検索する。 お・の ・・・文字をと入力していくと、Google さんがご丁寧に検索候補ワードを出してくれる。

「小野俊介 サル」 
「サル小野俊介」
「小野 サル」

・・・

・・・

ムッキー! ヽ(`⌒´メ)ノ
おい、Google、サルとはなんじゃ、サルとは!? 失礼ぢゃあないか!

っていうか、ブログ読者のおまいら、オレのブログ検索するときは 「サル」 ぢゃなくて 「サル的」 と 「的」 まで入れんかい!

もっとも、以前、尊敬するエライ先生が、「小野さん、読んでるよ、あなたのブログ。 面白いねぇ。 なんだっけ、えーっと ・・ そうそう、サル日記 ね」 ととても嬉しそうに打ち明けてくれたことがあるのだが、「センセイ、それ、サル 日記です ・・・」 と訂正する勇気はなかったのだから、仕方ないんだよ、自分。

日本の同姓同名の方々までもサルにしてしまって、とても申し訳なく思う。 ごめんなさい。 ちょっと調べたら、弁護士さんや、ヘアメイクさんや、大学の先生や、ミュージシャンや、結構たくさんの同姓同名者がいることに驚いた。 ちなみに名前の最後が一文字だけ違う医師 (反原発で有名な方) の名も発見。 そう言えば、あの人は小学校の同級生だった。 懐かしい。 名前が似すぎているから、いつも別クラスだったっけ。 

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最近ドキュメンタリーばかりで、お話系の本を読んでいなかったのだが、これは素晴らしかった。 「小学五年生」 重松清 (文春文庫)

小学五年生 (文春文庫)

小学五年生 (文春文庫)

皆さんも小学五年生の頃の自分を思い出してみましょう。 幼稚園の頃の自分はなかなか思い出せなくても、小学五年生の頃の自分は結構ちゃんと思い出せたりする。 転校してメソメソ泣いたこと、好きな女の子にいぢわるして嫌われてしまったこと、小さな妹への愛情がうまく表現できなかったこと ・・・。

きっと皆さんも泣けますぜ。 今週末は三連休、ぜひご一読を。 お勧めですよ。