春なのに、いろいろとトラブルが発生していて、ちょっとイライラする日々である。 いや、春だからこそイライラするのか。 皆さんは元気?
夜、近所の満開の梅林で足を止める。 まだ冷たい春の空気とともに甘い梅の香りを胸一杯に吸いながら、たかが50年後には僕の存在は梅林にはもう無いということを思い出す。 このブログを今読んでいる皆さんの記憶は、その頃、どこにあるのだろうかね。
*****
「財務省 書き換え認める方針」。 もし新聞のすっぱ抜きがなければ、書き換えた役人連中は一生黙っているつもりだったのだろう。 何年かしてからの役所の身内の飲み会で 「野党に追及されたあの時はヤバかったよな、ゲヘヘ」 などと武勇伝めかして、周囲の酔客の耳を気にしながら、自慢げに悪事を語ったりするのだろうな。 役人に限らず、ニポン人サラリーマンってこんな連中ばかり。 自分もそういう遺伝子を持っていることを自覚しているだけに、吐き気がする。
人間、悪いことをしてると人相が悪くなるそうだが、本件に登場する政治家・お役人連中の人相を見てると、確かにそうかもしれんと思う。 徳のかけらも感じられない歪んだ顔、顔、顔 ・・・ ふと心配になって、自分の顔を鏡に映してみる。
初老のしょぼくれたサルが一匹。
*****
毎年この時期になると、新年度の学生の指導計画を立てるのである。 学生から見ると研究・勉強の指針ということになる。 一年前の同じ時期に作った計画をリバイスしようとファイルを開いて、驚くべきことに気づく。 昨年、あれほど気合いを入れて決意したこと、たとえば 「学生の中間発表会をやらせよう」 とか、「こういう研究体制を作ろう」 と思ったことが、何一つ達成されておらんぢゃないか! それどころか、それらの 新構想を決意したことすらきれいさっぱり忘れておる (笑)。 なんてこったい。
毎年、その指針文書は4月の初顔合わせの時に配布する。 去年もそうだった。 が、そのときに 「今年からは、この新構想に従って、厳しくビシビシいくから」 などと学生を叱咤激励した張本人が、厳しくいこうとしていたことを忘れているのだから、自分で呆れてしまう。 もしかしたら学生さんたちは新構想を覚えていたのかもしれんが ・・・
黙ってたな、おまいら (`∧´メ)ρ
いやしかし、忘れてしまう方が悪いのだ。 来年度は勉強の進捗状況を把握するための新方式を導入し、たっぷりと勉強してもらう予定。 覚悟するように。
*****
耳鳴りがしてややこしいことを書く気力がないので、最近読んだ本の紹介などを。
「ヒルビリー・エレジー Hillbilly Elegy (光文社)」。
ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち
- 作者: J.D.ヴァンス,関根光宏,山田文
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (10件) を見る
ニポン人の僕ら一家はよそ者だったから、いろいろなアメリカ人たちがホームパーティに誘ってくれたのだが、それぞれのホームパーティに集まる人たちの 「階級」 が似ていることに気づいたのは、実は後から参加者の顔ぶれを思い出してからであった。
「問題は右でも左でもなく下である」 適菜収。
- 作者: 適菜収
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2018/02/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
野矢茂樹先生おすすめのマンガ。 「セトウツミ」。 高校生2人が座り込んで、ただ単に会話をしているというマンガ。 でもこれ、面白いぞ。 おっさん、おばさんにも面白い。 おすすめ。
- 作者: 此元和津也
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/06/06
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
「将棋の渡辺くん (第3巻)」。
- 作者: 伊奈めぐみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/03/09
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (2件) を見る