小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

暴力で支配しない

極東にあるニポンとかいう島国の最近の出来事にはいつも驚かされる。 北朝鮮のホントかウソか分からない国内事情のニュースを見て 「まぁ、あの国のことだから仕方ないんじゃないの?」 などと鷹揚に語るニポン人だが、自分たちの国も北朝鮮と大して変わらんということをいまだに理解してないっぽい。

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ボクシング連盟の 「終身会長」 まわりの騒ぎに大笑い。 ルックスが明らかにそのスジの人っぽくていいよね。

補助金を配布したり、ボクシングの試合を運営・監督する実質的に重い責任を負っている組織の会長を勝手に 「終身」 にしてしまうなんてキチガイ沙汰である。 あのな、人類が1万年くらいかけて学んできた真理を一つ教えてやろう。 こっそり教えるから誰にも言うなよ。 いいな。

権力を持ったヤツは 100% 腐る

あなたのまわりのエラそうな奴らを見てれば一目瞭然でしょ。 実際、任意団体など様々なところで 「終身会長」 の地位をなんとなく確立し、その地位の旨味を決して手放さない人たちは私たちのまわりにたくさんいる (観察してみよう)。 フツーの会社・役所・大学でも、権力 (ポジション) を持つと性格が変わってしまう人たちによく出会う。 それが単なる人事のローテーションであったとしても、である。

「長いこと同じ奴に権力を持たせない」 は人類の知恵である。

もう一つ大事なポイントを指摘しておこう。 それは 「ニポン人って、顔や、態度や、声色が怖い暴力的な人にとても弱い」 という経験的事実である。 たとえば、ほら、医薬品業界、お役所、どちらにもいますよね。 態度がやたら不遜で、顔 (見た目) や声色 (話し方) が怖くて、人を脅すことを得意とする連中。 この連中はむろんそうした暴力性を自覚的に武器として使って出世して、生き延びているのだから始末に負えない。

医薬品業界で働く皆さんのまわりには暴力的なヒトなんていない? いやいや、ゴロゴロいますよ。 具体的な例を挙げれば何人かの顔がすぐに思い浮かぶと思うよ。 たとえば

・ 態度の悪い公務員・審査官
(職務に関して絶対的な権力を持ってるからな。 彼らのいじめが怖くて (と同時に彼らのいじめに憧れて(笑))、逆にP〇DAに就職したり、お役所に出向・就職して心の安寧を得ようとする業界人もいる。 自分がかつて勤めていた会社が相談・申請に来たり、GMP・GCPの調査対象になるとお役人ならではの横柄な態度をとる輩がいるのはよく聞く話。 この 「天上がり」 問題、お上の国ニポンならではの闇なのでまた後日。 経済学的にモデル化すると、adverse selection の日本版ですね)

・ 役人を恫喝する国会議員 (役人が絶対に歯向かえないのを承知の上で、モノ投げつけたり、怒鳴りつけたり、睨み付けたりする輩がゾロゾロいる。 議員会館に呼びつけた私ら役人を恫喝中に、興奮しすぎてソファからずり落ちたヤクザ議員もいたっけ。 笑いを必死でこらえましたよ)

・ 会社・お役所・大学の上司・同僚・部下 (組織に普遍的な問題。 暴力的な部下が上司を脅すこともある)

・ 学校の先生 (昔から怖いセンセイはいた。 というか、実際にビンタされまくってたな、昔は)

・ 旦那さん・奥さん (どちらが脅迫者になるかはケースバイケース)

・ 組織や学校の同窓会での先輩・後輩関係 (後輩を一生恫喝し続ける先輩、いるでしょ?)

ホントはすべてに個人名の実例をつけてもよいのだが (薬の規制の仕事がらみでは誰もが思い浮かべる人たちがいますよね。 ほれ、あの人とか、あの人とか)、今回は特別に勘弁しておいてやろう。 暑いからな。(注 1)

(注 1) い、いや、暴力的な 「旦那さん」 の実例として自分の名前を書かざるを得ないからでは決してない。

こうした連中が好む常套句が 「あんたを潰すことになる」 である。 今般の日大アメフト部の暴力沙汰でも、大学の理事が例の部員と父親を呼び出して 「(監督の指示を否定してくれれば) 私が、大学はもちろん、一生面倒を見る。 ただ、そうでなかったときには、日大が総力を挙げて、潰しにいく」 と脅迫したと報告書に書かれてますね。

「日大が総力を挙げて潰す」 って、いったい何を潰すのかが分からんが、とにかく潰すらしい。 いかにも暴力性で出世した小物の好きそうなセリフである。 そんなに何かを潰したいのなら、引っ越しの梱包のときに使うプチプチしたヤツを誰かこの理事に買ってやれ。

ちなみにサル的なヒトも何度かこの手の輩に 「あなたを潰す」 と脅迫されている。 が、そんな輩の言うことなんぞ聞かないし、効きもしない。 折に触れ、きちんと殴り返してます。 だって、ほれ、サルだから (笑)。 脅迫については記録を残している (電話での恫喝は録音してまーす) から、近い将来このブログでも紹介してやろう。 びっくりするほどえげつないぞ。

いずれにせよ、この医療・医薬品の業界 (産官学すべて) で、態度や顔が怖いヤツらを相変わらずのさばらせているのは、業界の皆さん自身の無責任さ・忖度に根があるということを自覚するように。 暴力的な奴らに忖度するのではなく、暴力的な奴ら (の暴力性) を指摘し、注意し、必要なら殴り返し、排除しようよ。 やり方はいくらでもあるぞ。 その気になればできるはずのことをやらないのは、あんたら自身も腐っているからだよ。 いや、アーレントの言葉を借りるならば、悪はいつだって陳腐なのだ。

最後に一つ。 年寄り連中にこの手の問題の解決を期待しないこと。 年寄りには自浄能力なんてまったくないから。 当然である。 今の年寄り連中は、そういう暴力性のある奴らを利活用(笑)して、一心同体・共生しつつ出世して、年寄りとしての地位と名声と権力を得てきたのだから。 業界内暴力団員の排除をするのは、あなたたち若い世代だ。 がんばってね。 あ、ただし若い世代の中にも、すでに暴力を自覚的に利活用して出世しているタチの悪い奴らがいるから注意すること。 そいつら (の暴力性) は若い皆さん自身がきちんと退治してください。

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スポーツ界、醜いニュースがある一方で、とてつもなく愉快なニュース写真を発見し、大笑い。

白山高校の女性部長、川本先生が甲子園のバッターボックスで、嬉しくなっちゃって、バット振り回して、高野連関係者に叱られた件。 ブンブンとバットを振り回す川本先生の写真を見たが、無邪気な満面の笑顔が素晴らしい。 高校球児かくあるべし。 (→ 【高校野球】甲子園見学で白山の女性部長が打席でスイング 高野連から注意される - 産経ニュース )。

高野連のおっさんもケツの穴が小さいのぉ。 これくらい見逃してやればいいのに。 ルール違反が許せないのなら、絶対に殴り返してこないこの小柄な中年のオバさんではなく、ボクシング連盟の終身会長を注意しにいけばよかろう。 「ホテルでの饗応接待品として麦焼酎は良いが、剣先するめは規定違反である」 とかな (笑)。 注意のしがいがあると思うぞ。

高野連のおっさんは 「高校球児の血と汗と涙が滲んだ神聖な甲子園のグランドである!」 とか言うのだろうが、それって相撲協会のおっさんたちと同じくらい嫌な臭いを発してる。

相撲協会といえば女人禁制。 女人禁制といえば、どこかの医大の入試で、なんと 「女子の点数は一律カット」 という信じられないような暴挙をこっそりやらかしていたことがニュースに。 あ、そうだった、そもそも今日のブログはそれについて書こうとしていたことを今頃思い出したが、もう無理だな。 暑くて体力の限界だ。 また次回ね。

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トム様のミッションインポッシブルの最新作。 点数をつけるなら当然5億点以上である。 見る前から、いや、見なくてもそんなことは分かってる。 おまいらも皆、週末は映画館へ行くべし。