・・・ シクシク、シクシク ・・・
・・・ オラはただ美味しいお昼ご飯が食べたいだけの、善良なサルなのよ。 これまでの人生ですごく悪いことはしてないはずなのよ ・・・ いや、少しはしたことがある。 学食で冷やし中華の汁を恩師のズボンに盛大に飛ばしたのを黙っていたことがあった。 すみません、O先生 ・・・
なのになぜ、こんなにひどい目に遭うのだろう。 オラはただ、家系ラーメンの、こってり豚骨しょうゆラーメンが食べたいだけなのよ。
なのに、なのに、そのお店に行けないサル的なヒト。 なぜかというと、お替り自由の ライスバーのしゃもじ が怖いから。 ライスバーのご飯の保温ジャーの横に、半分お水に浸けて置いてあるしゃもじ。 ろくに手を洗ってなさそうなその辺のおっさんやねーちゃんが無頓着に触る しゃもじが怖くて触れない のよ。
。゚(゚´Д`゚)゚。 うわーん。
「いや、あんた、肥満気味な中年オヤジなんだから、豚骨しょうゆラーメンだけ食べればいいでしょ。 わざわざ白ごはんなんか一緒に食べなくてもいいのよ」 と家人には冷たく指摘されたのだが、そういうわけにはいかんのだ。 家系の豚骨しょうゆラーメンはライスと一緒に食べる食べ物なのよ。 旧バビロニアの時代からそう決まってるの。 ラーメンに3枚載っている海苔を汁につけてフワフワ・トロトロにして、ごはんの上に載せてパクリと食べるのよ。 そしたら極楽に行けるのよ。 女子供にはわからんのかな、この愉悦が。
が、今のこのご時勢である。 トイレに入ってもろくに手も洗わんおっさんたちが触った しゃもじ に触れたら、極楽に行くことになるかもしれんのよ。 別の意味で。 くっそー!!
「そこまで言うのなら、マイしゃもじを持っていけばいいじゃない?」 と家人に勧められたのだが、そこまでするのって単なるバカだよな。 そこはサル的なヒトも理解しているのだ。
進むも地獄、引くも地獄とはこのことである (注 1)。 オレはいったいどうすればいいのだ。 誰か解決策を知りませんか? 知っている読者がいたら、このブログのコメント欄に書きこんではくれまいか。 よろしくね。
(注 1) いや、そういう意味ではないと思う。
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そこの30代から50代のおねいさんの読者さん。 おねいさん方なら、かつて日本のすべての女性をメロメロにした ladies' man の昭和中期型ロボをよくご存知だと思う。 そう、福山雅治である。 通称、ましゃにい、である。
そのましゃにいが、なんと今週から、東京FMの歴史を支えてきたといっても過言でない長寿番組 「ジェットストリーム(月―金、深夜 0:00-0:50)」 の新機長(ナビゲーター) に就任したのである。 ご存知でしたか?
いや、驚いた。 この時間帯のラジオにましゃにいの思い入れがとても深いことはファンの常識なのだが、まさかここまでの思いだとは ・・・。 何十年も続いている冒頭の決まり文句を聴いていたら思わず吹き出してしまったぞ。
遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく果てしない光の海を、
豊かに流れゆく風に心を開けば、
煌く星座の物語も聞こえてくる夜の静寂のなんと饒舌なことでしょうか。光と影の境に消えていったはるかな地平線も瞼に浮かんでまいります。
これからのひと時。
あなたにお送りする音楽の定期便。
「じぃえっっっとぉ すとりーむ」。
皆様の夜間飛行のお供を致しますパイロットは、わたくし、ふくやまぁ まさはるです。
この番組は じぃあるっ の提供でお送りいたします。(注 2)
(注 2) JALね。
紅白での松田聖子を彷彿とさせる 「タメ」。 いや、それ以上かもしれん。 ましゃにい、この番組がまわってきてホントに嬉しかったんだなぁ。 よかったなぁ。
皆さんもぜひ聞いてみてください。ネットラジオの radiko で聞けますよ。 ましゃにいは真剣にやってるんだからな、絶対に噴き出すなよ。 ぷぷぷ ・・・
それはともかく、この番組って一日の終わりを幸せに締めくくるのに最高です。 インストルメント中心の穏やかな音楽って、心が軽くなるのですよ。 殺伐としたこんな時だから、ますます。 おすすめですよ。
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で、ここ数か月。 この国の政治や行政が、ずーっと単なる 「おままごと」 であったのだ、ということにはもう十分すぎるほど気付きましたね。 薬事行政を含めニポンの行政って、素人が 「何かをやってるふり」 あるいは 「欧米の猿真似」 をしてきただけなのよ。 ずーっと。 ずーっと。 だから、今こんなことになって 「自分で何かをやれ!」 と言われても何もできないの。
心の底から恐ろしいでしょ? 私が三十年間ずーっと感じてきた恐怖を、皆さんとやっと共有できてホントに嬉しいよ。
ずーっとこういうスライドを使って、皆さんに 「おままごと行政」 の恐怖を伝えようとしたのに、おまいら 「あはは。 サルがまたバカなこと言ってら」 とまったく聞く耳持たなかったよな。 今ならこのスライドの真意と含意がよーく分かるでしょ。
え、まだ分からない? そうですか。 では、政府からまもなく届く布のマスク2枚を見つめながら、暗い自室でもう3か月くらいじーっと考えてみるといいと思います。 がんばってね。
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今の状況に本当におびえているヒトがいたら、脅してごめんなさいね。 でも大丈夫よ。 ニポン人ってほんとサルなんだから。 いい意味でも、悪い意味でも。 何があっても、すぐに慣れて、すぐに飽きて、すぐに忘れる。
ニポン人ってたぶん1、2年後には、今起きていることなんぞすべて忘れて、また 「おままごと」 と 「おままごとの中の椅子取りゲーム」 に現 (うつつ) を抜かしはじめるから。 サルってタフで懲りないから。
真っ先に始まる 「おままごと」 は、日本版 CDC の創設ってやつですよね。 はいはい、 何個でも作ればいいさ。 組織なんぞ役人は簡単に作れる。 でもしょせん 「おままごと」 と 「椅子取りゲーム」 だから、役には立つ組織にはならんだろうと思う。
だって結局のところ 「おままごと」 問題の原因は、組織・建物ではなく人間なんだもの。 ニポン人って力が欠けているんだもの。 まともな教育を受けてないから能力がないんだもの。 ニポンの 「○○局長」 だの 「○○審議官」 だの 「○○専門官」 だのという、さもそのスジのプロのような重々しい肩書は、単なるお役所の数年ごとのグルグル人事異動で素人が名乗っているだけなんだもの。
ほれ、たとえば日本版 NIH ってところには研究管理のプロ、査定のプロ (研究開発政策と社会厚生の関係を理解している専門家) が就職してるのか? 本家の NIH と同じ社会貢献をしてるのか? 日本の医学研究の国際競争力とやらは上がったのか? 昔からのお役所の仕事が横滑りしただけのように見えてるけど。
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将来のことを考えるとため息しかでない。 でもさ、ため息をつきながらでいいから、まずはがんばってこのコロナ禍の時代を生き抜くしかないな。 すべてはそれからだ。
生き延びたらさ、「おままごと」 を続けてる奴らをまずは一緒に嘲笑してやろう。 ・・・ でもその時には皆さんは 「おままごと」 組の一員にまた戻って、嘲笑している僕を嘲笑するんだよね (笑)。