小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

金曜日だから幸せなり

金曜日の夜は幸せで、タモリ倶楽部を見て笑って(今日は空耳アワード2012だった)、

日曜日の夜は、「世界の果てまで行ってQ」のあたりから、だんだん不幸せになって、

月曜日の朝になると、お腹がシクシク痛くなる。 時にビチビチになる。

こういう規則正しいサイクルが、44年前に幼稚園に入園した日の朝から、定年退職の朝まで続くのが僕のサラリーマン人生なのかと思うと、情けないような、切ないような・・・

まぁしかし、今は金曜日の夜。 ブログ書くのも、お仕事も、ここらで終了。
じっくり読もうと思って楽しみにとっておいた本をおもむろに読み始める。

狙撃手列伝

狙撃手列伝

今日発売のビッグコミック ゴルゴ13の展開にぴったりなり。

ちなみに、ゴルゴ13の使うM16は800メートルまで撃てる性能にカスタマイズされているらしい。

もう一つちなみに、世界の最長狙撃成功記録は、アフガンでの Accuracy International L115A3 による2475メートル。 2.5kmですよ、あんた。 2.5km。 空気が薄い山岳地帯だからこれほどの長距離狙撃が可能なのである。

でも、ゴルゴなんかは、宇宙での軌道上狙撃を過去に2回(だよね?)も成功させているわけでね。

狙撃されたときに、その銃弾をかわせるか?についても、学生と検討したことがある。距離がたとえば1500mくらいある場合に、銃弾が発射された時点から、ターゲットに着弾するまで、実は2、3秒かかるのをご存知ですか? ターゲットが、自分に向けて銃弾が発射されたことを同時に知れば、十分にかわすことができる。 でも現実には、自分に向けて銃弾が発射されたことを同時に知るすべはまずないから、銃弾はなかなかかわせない。

そのあたりの距離感というか、雰囲気は、映画 Shooter(2006. 邦題は「ザ・シューター/極大射程」)がわかりやすい。 狙撃手間の心理戦や人間臭い葛藤については、もちろん、スターリングラード(2001)ね。

スターリングラード [DVD]

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そんなことを知っていて何になる? と聴かれても答えようがない。 答えるとすれば、「いや、その、みなさんがゴルゴに狙われたときに、少しは役に立つかも・・・」ぐらいのことしか申し上げようがない。

本当は、今、この瞬間にも、世界のあちこちで、本物の狙撃手によってたくさんの人たち(軍人だけでなく、一般市民までも)が命を落としているという冷酷な現実を知らないなんて、みなさんの方がどうかしてますよ、と答えたいのだが、今日のところはここまで。 金曜日の夜だから。

・・・ということで、今週も皆さんお疲れ様でした。 良い週末を。