小野俊介 サル的日記

いや、その、サル的なヒトだから・・・

ゆるゆる

急に寒くなってきた今日この頃。 皆さんお元気ですか。

一昨日の朝。 起きて、着替えをしてたら、なんか身体が酸っぱいような気がする。 お酢っぽい臭いがする。 最近では「お前、サルそのものだよな」と言われても辛くない(というか、むしろ嬉しい)のだが、「お前、酸っぱい臭いのするサルだよな」 と言われると、なんだかとても情けない気分になる。 形容詞一つでこうも違うのか。 「レモンの匂い」 とか 「石鹸の匂い」 とか 「野性的な匂い」 とかなら、「フフフ、俺も捨てたもんじゃないぜ・・・」 という気分になるのだが、「酸っぱい臭い」はどうもなぁ。 原因は、先日の雨のせいで部屋干しのシャツがほんのり酸っぱい臭にやられていたから、と推察されたのであった。

また例によって、ちょっとドタバタしているため、ややこしい記事は書けませぬ。 最近読んだ本の話なんぞでお茶を濁そう。

前にも紹介した、人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」編集長、かとうちあきさん(女性)による渾身のゆるゆる本(つまりどっちなんだよ(笑))「野宿もん」は楽しい。 東京の外資系企業などでは決して出会えない感じの人たちに、旅先で出会うのが素晴らしい。 心やさしく、余計なお世話をしてくる田舎の人たち。 あれ食え、これ食えと、やさしくしてくれ過ぎるせいで、道端でお腹が痛くなってシクシク泣きたくなる著者。 わかるぞ、その気持ち。  たき火でシシャモを焼いていたら、シシャモに逆襲された話も良いなぁ。

野宿もん

野宿もん

山口晃 画伯をご存知の方は多いかもしれない。 若手の日本画家で、「大和絵や浮世絵を思わせる伝統的手法を取り入れつつ、時空を自由に混在させ、人物や建築物などを緻密に描き込む作風で知られる(著者紹介より)」。 山口センセの書き下ろし日本美術史の新刊が面白い。

ヘンな日本美術史

ヘンな日本美術史

あの有名な雪舟の「恵可断臂図(えかだんぴず)」。 達磨が座禅中、恵可という僧が彼に参禅を請うたが許されず、自ら左腕を切り落として決意のほどを示したところ、ようやく入門を許されたという有名な一場面である。 で、この絵に出てくる二人、横顔の輪郭に、後ろから見た耳に、正面から見た目がついている! 興味のある方はググって確認してみてください。 ホントにそうなんだから。 こういう不思議な冒険を、日本の画家は昔から平気で(無意識のうちに)やっている、なんてことを楽しく解説してくれます。

最後は「出ない順 試験に出ない英単語」。 大爆笑して周囲のお客さんに不審な目で見られつつ、立ち読みで読了。

試験に出ない英単語

試験に出ない英単語

実は、ずーっと前から、昼メシをお店で食べるたびに、「食い逃げって、英語でなんて言うんだろう ・・・」 というのが気になっていたのである。 いや、なんというか、「万一、食い逃げしてしまい、店員さんに捕まってしまったとしよう。 なんと、その店員さんはアメリカ人だよ。 でも俺は「食い逃げ」という英語を知らないぞ。 さあ、どう説明しようか?」(注) などという妄想が時々サル的なヒトの頭をよぎり、それが心配でこれまで食い逃げできなかったのである。 でも、この本読んで、ついにわかったよ。
(注) 万一 という言葉の使い方を根本的に間違えている気がする。


食い逃げ = Dine and Dash

ふーっ、これで食い逃げして、捕まったときも安心だね。

ということで、今日はこの辺で。 このくらいのユルさも、たまにはイイっしょ。